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SVChは、ロシアの銃器メーカー カラシニコフ社が開発した半自動式の狙撃銃

以前はSVKと呼ばれていたが、設計者の名前からSVChと呼ばれるようになった。

概要

登場から半世紀が経過し、改良を受けながらもなお連邦軍の主力であるSVDの後継として開発された。


ハンドガード前端からレシーバー後端に至るまで、一体的な長いピカティニー・レールが設置されており、従来のSVDに比べるとスコープや暗視装置等様々な光学装置の設置が容易で、なおかつ従来の改良型SVDより照準が狂いにくい構造である。

ストックは折りたたみ式で、長さとチークパッドの高さの調整が可能。

コッキングハンドルは左側に移されたほか、セーフティは左右両方から操作できるようになった。


現時点では、弾薬は伝統的な7.62×54mmRの他に、.308 Winchester、.338 Lapua Magnumが計画されているという。

このうち、7.62×54mmR仕様の銃はSVDのマガジンを差した画像が出回っている。


ロシアのメディア「ロシア ビヨンド」の解説に拠れば、カラシニコフ社が開発した軽量アサルトライフル「カラシニコフMA」を基に拡大し狙撃銃として設計し直したものだという。作動方式はショートストローク・ガスピストン式であると考えられる。

これまで公開された画像を見ると、アッパーレシーバーとロアレシーバーが前後それぞれ(少なくとも)2本のピンで固定されている。接合部分を見ると、上部の長いレールはアッパーレシーバーと一体的な構造で、ロアレシーバーにはマガジンハウジングとトリガーメカ、グリップが付いている。

ソ連~ロシア製のAKやSVD、その派生型といった一連の自動小銃は、それこそVSS狙撃銃やAPS水中銃に至るまで、単体のレシーバーに銃身、銃床、トリガーメカとボルトキャリアーが載せられており、それを覆うのはデッキカバー、つまり鉄板をプレス成形した単なるフタであった。

一方で、SVChは一応はレシーバーがアッパーレシーバーとロアレシーバーに分かれて、各々が何らかの役割分担が図る構造であり、その意味ではややNATO圏の銃に似てきている…と言えるかもしれない。


民間版にMR1なる銃があるが、これの分解動画を見ると、銃身はアッパーレシーバーに固定されてボルトキャリアもアッパーレシーバー側に残る構造のようである。

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