正式には「M200 Intervention(インターベンション) .408」という。
Chey-Tac社独自の.408 Chey-Tac弾を採用し、さらに弾道計算用コンピューターや風力計までもセットとなっている。ライフル自体はEDMアームズ社が製造している。
EDMアームズのM96スナイパーライフルがベースとなっている。
詳しい有効射程は不明。Chey-Tac社のアナウンスによると2,300m近い距離の狙撃も可能とのことだが、実際は2,000m程度とされる。
.408 Chey-Tac弾はAWM等で知られる.338 Lapua弾とバレット.50BMG弾の中間に位置する弾薬である。
低反動で、しかも同様に狙撃銃専用に開発された.338Lapuaを超える命中精度と威力を獲得している。
付属の弾道計算用コンピューターは気候条件や風向き、コリオリ力などの影響を射手の代わりに暗算し、かなり高精度の狙撃が可能となっている。
また、データが印刷された射表も付属し、電池切れやEMP等の状況下に置かれても正確な狙撃が可能となっている。
しかし、.408 Chey-Tac弾がChey-Tac社独自規格であり、さらに製法が特殊な為大量生産に向いてない、付属品のコンピュータが高価、銃自体も高価とあって中々軍へ採用されないというのが現状である。
また、米軍等は既に.50BMGを使用するバレットやAW50、.338 Lapua Magnumを使用するM24A3、TAC-338(SEALが採用、McMillanが設計供給。外観は海兵隊のM40A3に似ているがストック下面にボックスマガジンが装填されている点やマズルブレーキがついている事で判別は容易)、300 win-mag(専用弾MK 248 MOD 1)を使用するMK13MOD5(外観から英軍の採用するL115A3と間違えられる事が非常に多い。)、7.62mmのM40A3やM110、MK11MOD2、MK17MOD0等を採用しているので無理して新規格の銃を採用する必要もない。まさに不遇である。
米軍でXM408として試験が行われていたようだが、やはり本命のレミントンなどのMSRに注目していたため見向きもされていない。(MSRはXM2010として仮採用中され、第82空挺師団と共にアフガン最前線に投入された。その後、M24E1 ESRとして採用もされている。)
一応、THOR Global Defense Groupという会社からもM408という名前で販売している。
M200本体は開発から10年以上を経ている。CHeytacでは既に後継のM300 Intervention .408(31lbs→21lbsに軽量化)を開発販売し、そちらに注力しているので、HP上のカタログからは詳細表示が無くなっている。
ちなみにトイガンでさえ8kg程の重量があり、バイポッド無しでは撃つ事は困難。
登場作品
ザ・シューター/極大射程やCoD:MW2といったミリタリー物の作品以外では意外なことにAngel Beats!にも登場している。(多分描き易いのと有名になったためと思われる。)
ドールズフロントラインでも擬人化されている。M200(ドールズフロントライン)
FJX Imperiumという名称で実装。シーズン3バトルパスで入手可能。