創作系のコミュニティサイトとしては、現在国内2位の会員数を持つ。
なお、レイティングはR-15までで、R-18作品は準備中になっているためアップが出来ない。
歴史
元々は、1996年にアニメ・マンガ系イラスト作品を発表するサイトを集めたサーチエンジンとしてスタートしており、当時あったサーチエンジンTITANにも引っ掛けたネーミング(らしい)。
2008年5月にサーチエンジンから作品投稿中心のコミュニティサイトに改装される。創作活動に欠かせない情報の提供の他、イラストのみならず、小説、マンガ、立体物、コスプレ写真に至るまでの投稿システムが完備される。
二次創作は許容されているが、著作権遵守の姿勢を明確に打ち出しているため、pixivよりも投稿時のルールが細かく、ガイドラインに沿った投稿が強く求められている。
具体的には
- イラストはトレス作品が投稿不可能(模写であれば可。ただし、その旨をキャプション・タグに併記することが原則) pixivでは有名な「ぐぬぬ」「キラッ」「ブリハマチ」等いわゆるネタ絵も同様で、トレスした事が発覚した場合は公開停止の対象になる。
- 投稿時のレーディング設定を義務化
- 題材にした作品やキャラクターの名前をタグに付加することを原則とする
など。
機能のみならず、規約が大幅に変わったなどの理由で以前の登録者のIDや登録情報は自動で引き継がれず、利用継続を望む会員は事前に、07年に付いたサポーター制度のIDを別途登録し、その管理画面に従来のクリエイターIDをセットする手続きが必要になるなど、文字通りの全面的なリニューアルであった。
その後2009年5月の改定でサイトはオープン化され、それまではpixivと同じく利用・閲覧に会員登録が必要だったのが、閲覧のみ、未登録ユーザーでも自由にできるようになった。
イメージキャラとしてちなみ(三つ編み)とちえり(ツインテール)の姉妹が居て、ちえりは登録ページの更新チェッカとしても活躍していたが、全面リニューアル後には出番は少なくなってしまった。現在は管理人の更新ブログのページヘッダおよびtwitterアイコンになっている。ちなみにtinamiが考案したオリジナルキャラクターにはゼリー嬢というゼリーのような姿をしたキャラクターも居るが、こちらはあまり表に出てこない。
2010年3月13日付けの管理人更新日記において、クリエイター支援サイトを運営する一企業として表現規制運動に反対する立場を取る旨の声明が発表された。その後、エイプリルフールには「ヒジツザイセイショウネン(日本名:非実在青少年)」という名のウィルスに感染したため、サイトが不正改ざんされたという旨のジョーク記事を立ち上げるなど、一貫して反対派の立場を取っているが、条例が可決された後はほとんど一連の規制運動に対するコメントは無くなっている。
2018年10月4日にTwitterのメディアから読み出し、トレンドとして反映する『Twoucan』を開始しているが、2023年になって縮小しつつある。
ガイドライン遵守の姿勢について
ガイドライン遵守の姿勢が他サイトよりも強く打ち出されているのは前述の通りではあり、作品のカテゴリわけも正確に行うことが求められる。
しかし、作品によってはカテゴリの線引きがあいまいな場合もあるため、カテゴリわけの徹底を求めるあまりに問題も起きている。
投稿した作品のカテゴリが内容にあっていないと判断された場合、運営側が強制的にカテゴリ変更を行うという事例も確認されており、
「カテゴリを強制的に変更されたことをツイッターで愚痴ったら公式に晒された」という出来事も実際に起きている。
もう一つ、レイティングも「これは私の基準ではR-15!」と明らかにR-18の作品を送る強者もいるが、皆ことごとく処分されている。
また、pixivでは許容されている「作品投稿による宣伝行為・思想表明」等は、TINAMIでは原則的にNGとされており、それらの投稿を行った場合、運営側から注意喚起が行われる場合がある。
画像生成AIについては、作品内の主従関係においてAIイラスト部分が[従]であり、注釈がある条件付きで投稿可能となっている。逆に、AIイラストをそのまま投稿することや少し手を加えただけのものは投稿不可になっている。
なお、ニコニコ静画と同様、pixivではR-18扱いとなっている乳首の露出はR-15で許容されている。