概要
最大の特徴はシート下の収納スペースが325mm×730mmと広い点で、原付としては珍しく長物の収納が可能である。
テニスのラケットや分解式の釣り竿が入ることから、「アソビバコ!」のキャッチフレーズ通り遊びに適したパッケージングであった。
その反面、深さが犠牲になってしまい、収納できるヘルメットは非常に限られる。
デザインもスッキリとしていながら個性的であり、フロントのホーン穴の形状は「VOX」を表すモールス信号である。
足回りは専用設計のアルミホイールとファットタイヤで固め、外装は「ボックス」の名の通りスクエアな形状でまとめている。
その独創性が評価され、発売年にグッドデザイン賞を受賞した。
エンジンはヤマハ製の原付としては初のインジェクション式であり、5.2馬力というハイパワーを発生。
ただし、後に環境規制の強化に対応するため、4.2馬力に落ちている。
2017年に環境規制の強化により生産終了。