概要
SCP財団によって収容されている一般には考えられない異常性を持ったアイテム。
異常性が確認されたために財団によって確保されたが、その異常性は比較的シンプルであり、緊急性や危険性も相対的に低いものである場合が多い。そのような性質から財団としてはこれ以上の詳しい研究は必要性が薄く、それでいて特段役には立たなそう(もしくは使えるタイミングがニッチ過ぎる)と判断されたアイテムがこの「Anomalousアイテム」として扱われる。
例を挙げると
・いかなる手段を持っても壊れないだけのランプ、美味しくなって新登場というシールが貼られており、同系統のランプよりほんの僅かに軽い
・食べると1時間直進以外の移動が方向転換を含め出来なくなる牡丹肉(イノシシ肉)
・飼い主に42.195kmの散歩をさせる犬(本犬は高齢なので500mで散歩に飽きるが、飼い主は散歩を中断できない)
・桜井という財団職員の博士を倒すとレアアイテムがドロップするというミーム汚染
他にも低い男性の声で「俺はパセリ…」と呟く人参に、それを食べたであろう「俺はパセリ…」と呟くウサギ、青いみかんが成る木、持つと「コレは異常性を持ったオブジェクトである」と無根拠に確信するただの石等、異常は異常だが「……だから?」となる様なものがここに含まれる。
基本的にSCPオブジェクトほどの特別で厳重な管理は必要とされてはおらず、異常性を除けば普通の物品として扱えるようなものも多い。ただし財団の理念に反するため、正式な許可も無しに破壊したり無駄に消費したりする事は許されない。
ジョークグッズの類かと思ってしまうようなバカバカしいものから一見すると不気味なもの、実は取り扱いを間違うとなかなか危険な代物まで様々。ただし、中には隠された危険性が露見した事でSCPオブジェクトに認定され、研究が再開されたり管理が厳重化したりするものもある。しかもそのようなタイプに限ってやたらえげつない性質が隠されていたり(アノマラスと自分を偽っていたと言うことになるのでそれだけヤバい可能性が跳ね上がる)、世界終焉シナリオを引き起こしかねないほど厄介な代物(とあるtale内にのみ登場する「入れたものが消えるだけの壺」等、実は一定期間横倒しになっていると自身の役割が愚弄されたと感じ、コレまで飲み込んだ全てのモノを吐き出す性質を持っており、あのノアの洪水を収めた実績のある壺であるためこの異常性が発露した瞬間世界が水に沈む。財団はそんなことは知らないため、横倒しになっており吐き出す寸前だったが、アノマラス管理官が日常業務として直したため機嫌を直した)だったりするのでやはり油断ならない。