概要
ロボットのスヴァローグに育てられた少女。年齢にそぐわない鋭さや頑固さがある。
クラーラにとって、スヴァローグの計算は決して間違うことのない世界の法則だった。
その「計算」によって得られた結果が、必ずしもすべての人に幸福をもたらすわけではないとわかるまでは。
臆病な少女は、勇気を出して立ち上がることを決意した。
プロフィール
人物
ベロブルグ地下の下層部において、スヴァローグ率いる知能機械達に引き取られ一緒に暮らしている流浪の少女。
内向的で優しく、純粋な心を持ち、下層部の人々が互いの「家族」になれることを願っている。
ロボット達に守られる姿は一見幼く自主性に欠ける印象を与えるが、実際は年齢不相応の賢さと冷静さを持ち、日々自分でも皆のために出来る事を探し奔走している。
能力と戦術
壊滅キャラのヘイト優先度と攻撃を誘導する能力によって味方の被弾を減らし、自身が敵の攻撃を受けると、追加攻撃で反撃を行うカウンター型の耐久アタッカー。そのため、立ち回りとしてはタンクに近い。
ただし、クラーラ自身は敵の攻撃を引き付けるだけで攻撃を行わず、彼女の護衛を務める「スヴァローグ」が代わりに攻撃を行う。
Ver2.4で同じくカウンター型の物理・壊滅キャラである雲璃が実装されたが、あちらは上手く扱わないとダメージが出ないので、汎用的な扱いやすさはクラーラが上となる。
軌跡
- 通常攻撃「クラーラもお手伝いします」
クラーラ「気を付けて、スヴァローグ!」
スヴァローグ「排除する」
指定した敵単体にクラーラの攻撃力50~100%分の物理ダメージを与える。
後述の戦闘スキルの癖が強いため、SP補給も兼ねてこちらが使用されることが多い。
どう見てもクラーラは手伝っていないことに突っ込んではいけない。
- 戦闘スキル「スヴァローグが見てる」
スヴァローグ「隠れろ」
スヴァローグ「殲滅開始」
敵全体にクラーラの攻撃力60~120%分の物理ダメージを与える。「反撃の印」を付与された敵に対し、更に物理ダメージを与える。
戦闘スキルが発動した後、すべての「反撃の印」が失効する。
何気に希少な物理全体攻撃技。「反撃の印」が付いていると火力が2倍になり、全体攻撃技にしては中々のダメージを叩き出す…のだが、「反撃の印」の付与が受動的な上に簡単に失効するため扱いにくい。
1凸すると「反撃の印」が失効しなくなるため、かなり扱いやすくなる。
- 必殺技「命令じゃなくて約束」
クラーラ「クラーラも…みんなを守りたい!」
クラーラ「助けて、スヴァローグ!」
必殺技発動後、クラーラの被ダメージ-15~25%、敵に攻撃される確率が大幅アップ、2ターン継続。スヴァローグのカウンター効果を強化、任意の味方が攻撃されるとスヴァローグは攻撃者にカウンターを行い、ダメージ倍率+96~160%、隣接する敵にその50%分のダメージを与える。強化カウンターは2回発動可能。
自己強化技。耐久力を上げた上で自身にヘイト率を高めカウンターの条件である被弾対象を拡張することで、カウンターの誘発機会を増やす。
さらにカウンターの火力がおよそ2倍程になり、かつ拡散攻撃に範囲が強化される。
- 天賦「家族なんだから」
スヴァローグ「クラーラから離れろ」
スヴァローグ「命令執行」
クラーラはスヴァローグの保護により被ダメージ-10%。スヴァローグがクラーラを攻撃した敵に「反撃の印」を付与し、カウンターする、クラーラの攻撃力80%~160%分の物理ダメージを与える。
クラーラのメイン火力。火力は通常攻撃の約1.6倍。更に必殺技で2回だけ火力が大幅に上昇する。
発動条件が「自身が攻撃を受けること」だけであり、発動回数の制限などもない。そのため、条件が揃えばボスなどに凄まじいターンダメージを叩き出すことが可能。
特に追加攻撃を条件としたアビリティを取得できる『模擬宇宙』において非常に強力で、特定のアビリティを取得すれば単騎攻略も視野に入る。
注意点として行動不能状態ではカウンターが発動しない。クラーラは行動不能に抵抗する追加能力を2つ所持しているが、それでも行動不能には気を付けよう。
また攻撃者がいない技(自爆技、フィールドギミックなど)にはカウンターが発動しない。
- 秘技「勝利の小さな対価」
クラーラ「やっ」
敵を攻撃、戦闘に入った時、クラーラが敵に攻撃される確率アップ、2ターン継続。
ヘイト上昇率は必殺技と同じ。
- 追加能力
「家族」 | 攻撃を受けた時、35%の固定確率で自身のデバフを1つ解除する。 |
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「守護」 | 行動制限系デバフを抵抗する確率+35%。 |
「復習」 | スヴァローグのカウンターの与ダメージ+30%。 |
星魂
①「大きな後ろ姿」 | 戦闘スキルを発動した後、敵に付与した「反撃の印」が失効しなくなる。 |
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②「ぎゅっとした抱擁」 | 必殺技を発動した後、攻撃力+30%、2ターン継続。 |
③「冷徹な鉄甲」 | 戦闘スキルのレベル+2、通常攻撃のレベル+1 |
④「家族の温かさ」 | 攻撃を受けた後、クラーラの被ダメージ-30%。次のターンが回ってくるままで継続。 |
⑤「小さな約束」 | 必殺技のレベル+2、天賦のレベル+2 |
⑥「長い間の付き添い」 | 他の味方が攻撃された後も、スヴァローグは50%の確率で攻撃者にカウンターを行い、その敵に「反撃の印」を付与する。必殺技を発動した時、さらに強化反撃の回数+1。 |
火力と耐久力を順当に強化する内容が揃っている。
装備・編成について
- 光円錐
モチーフである✦5「かけがえのないもの」が相性が良い。他にはヘルタ✦5「とある星神の殞落を記す」がおすすめ。ただし完凸前提。
また、雲璃のモチーフ★5「夕日に舞う」は装備者のヘイト値を大幅に上昇させてくれるので必殺技を気にしなくて良くなる。
- 遺物
トンネル遺物は「成り上がりチャンピオン」や「宝命長存の蒔者」、「吹雪と対峙する兵士」が候補。
次元界オーナメントは追加攻撃の火力を上げる「自転が止まったサルソット」が無難だが、「折れた竜骨」で効果抵抗(デバフの掛かりにくさ+行動系デバフの解除率)を上げるのも良い。
「奔狼の都藍王朝」は「サルソット」よりカウンター攻撃の火力が上がるが、最大値まで上がるには追加攻撃が必要なので戦闘開始時は火力が出にくいため裏庭や虚構など長期戦向き。
胴体は会心率、脚は攻撃力、オーブは物理、縄は攻撃かEP。光円錐が「夕日」なら攻撃が良い。
サブステータスは会心率、会心ダメージ、効果抵抗、攻撃力がおすすめ。
ただし必殺技を使うまたは「夕日」を装備するとヘイト値も上がるため、集中攻撃を受けると脆い。耐久力を上げるなら脚を防御力にすると良い(バリアの耐久値は貰う側の防御力で決まるため)。
- 編成
存護キャラはヘイトを取ってしまうので相性が悪いが、それ以外は基本的にはどんなパーティーにも入れられる。ただ符玄を入れても被弾率の低下は微々たるもので、アベンチュリンを隣に配置すれば巻き込みつつ追加攻撃をするので、ヒーラーである豊穣キャラが少ない(または育ちきっていない)ならパーティーに入れるのもアり。
Ver2.3まではタンク兼カウンター型は彼女のみだったが、2.4で雲璃が実装されたため唯一無二では無くなった。しかし忘却の庭(および混沌の記憶)や虚構叙事などで物理弱点の敵が二体以上いる(=パーティを二つ作る必要がある)可能性があるため今後も腐ることは無いだろう。
なお使ってみるとよく分かるが特に敵の攻撃が強力な裏庭や、模擬宇宙後半では驚くほどカウンターが発動する。特に模擬宇宙ジェパード相手には半無限ループに近いような猛攻も可能。
カタログスペックより強く感じることが多い娘だろう。
1凸すれば反撃の印が消えなくなるので基本的にはこれが良いが、花火によるキャリーでスキルをバンバン撃てるようになるため無凸からでも使いやすくなる。
花火の性能については当人のページを参照。
関連イラスト
余談
服装について
よく観察しなくとも分かるがクラーラは裸足、しかも太ももから一切の履物を履いていない素足である。彼女の住まう星「ヤリーロⅥ」はほとんどが雪の地帯であり、彼女が拠点とする場所も雪が降っているため、本来なら自殺行為。
当然ながら作中でも言及があり、機械集落の人々が靴を贈るエピソードがあるが当人は「でも、クラーラは靴に慣れていないんです。履くとよく足を挫いてしまって…°(っд`°)」とのことで、贈られた靴をお蔵入りにしてしまう。
草履すら拒むスタンスを通している故か、別のエピソードによると裸足でも平気のようだ。とはいえ凍傷や低体温症にならないか心配である。
そして下半身はパン一。下着の類や短パンも着けておらずアングル次第では下腹部丸見えで体幹部に限って見てもとても防寒できているように見えない。
因みに星穹列車のメンバーは開拓の力(つまりアキヴィリの力)で寒さに順応できているという設定があるため、クラーラも存護の力でなんとかなっているのかもしれない。
ちなみに雲璃も裸足だが、
関連タグ
雲璃:同じ物理壊滅のカウンター型キャラで、裸足であることも共通している。しかし仙舟・羅浮および朱明は(少なくともベロブルグの下層部よりは)環境が整備されているため裸足でも問題ない。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:幼女と巨人繋がり。ただしイリヤとは性格は真反対であり、バーサーカーと違いしゃべることが出来る。
なお、1回の戦闘で13回スヴァローグに庇わせると取得できるアチーブメント「十三の試練」が存在する。オタク集団である開発陣の遊び心と故意犯ぶりが垣間見える。
クレー:同社作品における赤い幼女繋がり。ただし性格は真反対である。