概要
グッルファクシとも表記される、“黄金のたてがみ”という意味の名を冠する北欧神話に登場する黄金の毛並みの名馬。
『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』の記述によれば、巨人フルングニルの所有する自慢の駿馬で、決闘でフルングニルがトールに敗れた後、トールが倒したフルングニルの脚の下敷きになり誰もどかせなかった。
そこへトールとヤールンサクサの間の子供である生まれてまだ3夜しかたっていなかったマグニがやって来てそれをどかしたため父であるトールはこれを喜び、やがてマグニが大物になるだろうとフルングニルの馬であったグルファクシを与えたという。