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ゴルゴン(ゼルダの伝説)

ごるごん

ゴルゴンとは、ゲーム『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章』に登場する人物(メイン画像左の人物)。
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「沈め 四季の神殿! 乱れろ春夏秋冬!」

「グ ハ ハ ハ ハ ハ」


概要編集

大魔王ガノンの復活を目論むゲルドの魔女・ツインローバの部下。肩書は「闇の将軍」。黄金の鎧をまとった重戦士の姿をしているが、これは仮の姿で、本来の姿は漆黒のドラゴン

ベラン共々、ツインローバによって闇の世界から召喚された魔物である。


ガノン復活に必要な三つの闇の炎のうち「滅びの炎」を灯すことを命じられており、ホロドラムの魔物を率いて大地の巫女ディンを拉致。

四季の神殿を地下のウーラ世界へ沈め、地上の季節を乱すことで滅びの力を集めていた。この影響をモロに受けたのが、ホロドラムの守護神であるマカの木が位置する=ホロドラムの中心であるホロン村であり、他の地域は(雪の降り積もる森の隣で猛暑で増水した河が流れ、その下流で落ち葉が舞うなど隣接地域にも関わらずかけ離れた四季になるとはいえ)入り直すと必ず同じ季節になる様固定されたのに対し、この村のみ入り直すたびに毎回季節が目まぐるしく入れ替わり農業を中心に大きく影響が出ていた。


武器はトゲと鎖のついた鉄球リンクに対して騙し討ちを仕掛けたり、ディンを盾にするなどかなり卑劣な面を持つ。


なお、「滅びの炎」を灯すためのエネルギーが「弱った大地から齎される負のエネルギー」であり、人々の感情が無関係なためか、ホロドラム北部に構えた要塞「ゴルゴン城」にこもったまま表に出てこない。そのためベランと異なり、全てのことわりを集めるまでシナリオ上全く出番がない。


その癖上記の通り「四季の巫女たるディンを浚って封印し、その影響で四季の神殿をウーラ世界に沈める」というたった一手で「復旧の見通しも取り返しもつかず」「甚大な効果を出し」「妨害出来ない」手段を取り、あとは追加の策もなく完全に放置するだけで王手どころか野望が達成できるというあらゆる創作を見渡しても滅多にお目にかかれない超絶有能ムーブを見せているのだから始末に負えない


攻略法編集

ボスとしてはその巨体っぷりからインパクトはあるものの、攻撃パターンは少ないのでノーダメージで勝つこともできる。

第一形態編集

鎖付き鉄球を振り回しては叩き付け、時折ジャンプして天井から岩を落として来る。

叩き付け攻撃の方は放つ直前に加速して音が変わり、直前にリンクのいる場所を狙ってくるため、サッサの実で加速しながら逃げ回るのがベスト。

ただし、ゴルゴンよりも上に行くと振り回している鉄球で殴られるため必ず画面下方に陣取ること。

また、鎧のせいで剣による通常攻撃が弾かれる。


ダメージを通すには回転斬りか、リンクシナリオ限定のダイゴロン刀による攻撃が必要になる。

ある程度ダメージを与えると「ぬうう……キサマ これしきのコトで勝ったと思うなよ これでも今まで通り戦えるかな?」とクリスタルに封印していたディンを盾にしてくる。

このディンはバズブロブと同じく攻撃するとリンクの方がダメージを受けてしまうが、「武器として使えるがダメージを与えられない」四季のロッドで攻撃して遠くに弾くことで攻撃の隙ができる。


ただし、

  1. ディンを遠くに弾く
  2. ゴルゴンの攻撃をよけながら回転斬りをチャージ
  3. ディンが戻ってくる前に回転斬りを当てる

という3つのプロセスを踏む必要があるため、タイミングを間違うと回転斬りにディンを巻き込んで余計なダメージを喰らってしまう。ゴルゴンが鉄球を叩きつけた直後にロッドで弾いて回転斬り、と繋ぐといいだろう。


第二形態編集

「グハハハハ! ツインローバ様によって闇の世界より召喚されし真の姿……滅びを招く暗黒のドラゴンの力 味わうがよいわ!」


大地の章のラストバトル。

一部ボスで見られた横スクロールに近い画面でのバトルとなる。

攻撃パターンは以下。ゆっくりと上下しながら浮遊し、画面真ん中に停止して攻撃して来る。

  • 叩き付け

腕を叩きつけて来る。

  • 薙ぎ払い

地面の近くに降り、移動しながら地上を手で払う。画面端にいれば当たらない。上手くジャンプすればこの時にも手の上に乗れる。

  • 火炎

移動しながら単発で放ってくる。速度は遅いが、着弾するとその場で燃え続けて移動を阻害する。リンクを狙ってくるため、下手に動かず着弾前に少し動いて避けるといい。ただし、たまにリンクの行く手を阻むように先読みして撃つことがあるので、軌道をよく見ること。

  • 火炎24乱射

体力が減って来ると放つようになる。初見ではパニックになりやすいが、注意すべきはリンク目掛けて飛んでくる分だけ。ジャンプでかわしたいところ。ちなみに盾では防げないことに注意。


弱点となるのは額の赤い宝石で、ここ以外に攻撃は通らない。反面回転斬りでなくてもダメージは通る。

飛び道具は弾かれるため剣で斬らねばならないが、そのままでは高すぎて攻撃が届かないため、「叩き付け」の際に手の上に乗り、そこからジャンプして斬りつけることになる。


ただしゴルゴンの手には普通に攻撃判定があるため、乗り損なうとダメージを受ける。

攻略本などでは「手から手へハネマントで飛び移りながら攻撃しよう」とあるが、実際にやって見るとゴルゴンがふわふわと上下しながら移動するため、反対の手に着地するのはかなり難しい(特にゴルゴンが下がるタイミングでジャンプしてしまうと実質その高さに留まることになり、直後の上昇で剣が届かなくなる)。

さらに攻撃のタイミングをうかがっていると次の攻撃が始まって下に落ちてしまうため、攻撃パターンの単純さとは裏腹に非常に戦いづらい。

また、面倒な事に当たり判定まであるので、回転斬りのチャージを下手な方向で行うと突きに化けてチャージが解除(剣を突き出している時=チャージ中に敵に触れると突いて攻撃する、当然チャージし直し)させられたり、チャージし始めるために剣を振った際弾かれて落下し、手に乗り直すハメになる事もある。


第一・第二どちらの形態もサッサの実があると楽になるので、満タンで用意しておきたい。


撃破すると、

「グフッ……こんなパカな……だがもう遅い 我が使命はディンを封印し 四季を失った大地から滅びの力をこの体に集め ツインローバ様に送ること……そしてその力はすでに“滅びの炎”としてこの世を覆い尽くしておるわ! グ ハ ハ ハ ハ ハ……」

と既に使命が果たされたことを宣告して崩壊、闇の中に消え去る。


漫画版編集

姫川明版では、ベランがコミカルな面を持つ悪役として描かれているが、ゴルゴンは逆に「紳士ぶった尊大な悪党」として描かれている。リンクとは幾度も戦うがいずれも圧倒しており、かなりの実力を有する。

初登場でいきなりリンクの生気を奪って瀕死状態にするが、ディンによって救われる。リンクとの再戦でも圧倒するが、ディンから「一緒に行くからリンクは助けてやってほしい」と取引を持ち掛けられ快諾する(紳士ぶっているため)。


それからは余り目立った動きはせず、ゴルゴン城にてリンクを迎え撃つ。成長したリンクを前に苦戦を感じるとディンを盾にして優位に立つが、メイプルが持っていた四季のロッドにディンが引き寄せられたことで無効化されてしまう。そこで本来の姿であるドラゴンとなり、一行を圧倒。リンクの仲間であるピヨコ(ヒヨコ)を死に至らしめる。だがトライフォースの輝きによって苦しみ出し、リンクたちの一斉攻撃を受ける。最後はリンクによって弱点である額の宝石を破壊され消滅した。


ゲームと同様にこの物語は時空の章へと続いており、真の黒幕との決着もそこで描かれている。


関連編集

ベラン……闇の司祭。時空の章の黒幕。

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