デナヒ

でなひ

ディズニー映画『ブラザーベア』に登場する人物である。(画像右)

CV:平田広明

概要

ブラザーベアの主人公キナイの兄で、「知恵」を象徴する狼のトーテムを授かった三兄弟の次男。

基本的に性格はお気楽で楽天的だが、兄であるシトゥカを失った悲しみにより、無残に引き裂かれたキナイの服とそのそばに立つ熊を見つけたことから、「キナイも死んだのはあの熊のせいだ」と思い込みんだ。

実はその熊はキナイであり、そのことを知らなかった彼は、二人の仇を取るために追いかける。

しかし、終盤で人間に戻ったキナイが自分が殺そうとしていた熊だったということを知り、熊として生きることにしたのを見送った。

余談

• 他の兄弟同様、名前はアラスカ州の地名に由来する。
• 冒頭に登場する年老いたシャーマンは老後のデナヒである。
• キナイを熊だと知らなかったことで復讐をしている点から今作のディズニーヴィランズに思われがちだが、これはあくまでも事実を知らなかっただけである。実際、海外のコミュニティーではデナヒはあくまでも「アンタゴニスト」に分類されており、ヴィランとしている事例は見られない。

関連イラスト

ブラザーベアまとめbyしおかけ

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ブラザーベア　熊

ロバート・キャラハン教授：家族の一人を失った悲しみと憎悪から復讐に走った点が共通する。

ガントゥ・ギャビー・ギャビー：主人公の敵対者だったが和解した点が共通する。

碓氷ホロケウ：デナヒと同じく、狼がスピリチュアルモチーフの先住民族のシャーマンであり、性別こそ違うが下の兄妹を持ち、やはりアメリカの先住民族と深い関わりを持つことになった。デナヒと同じく「グレート・スピリット」や「弱肉強食」と「復讐」の概念に振り回されたり、自分の愛する者の霊体が死後に異なる形をとって本人に付き添っているが本人がそれを知るのは終盤になってからである、アメリカ大陸産のヒグマと生死をかけたかかわりを持つ、などの点が似ており、また、アイヌとアメリカ先住民は血縁こそ違うが先祖は共通する可能性が指摘されており、文化的な類似性もみられるとされている。