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メルビン・ボイジャー

めるびんぼいじゃー

メルビン・ボイジャーとは、映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」のキャラクター。
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概要編集

CV:森川智之


強盗傷害罪で刑務所に入れられていたが、刑期満了を目前に控えた時期に脱獄した囚人。

脱獄の切っ掛けはアメストリスにジュリアが密入国して逮捕されたという記事を読んだから。

列車上でエルリック兄弟・クレタ軍の狼キメラ・黒コウモリと4つ巴の戦いを繰り広げながら、テーブルシティに入り、監獄の壁を錬金術で破壊してジュリアを脱獄させ、谷底で自分はアシュレイ・クライトンであり、ジュリアの兄であると告げた。


経緯編集

メルビンの語るところによれば、自分の父と母を殺したのは鮮血の星の秘密を知ろうとした狼キメラであり、狼キメラの目的は自分が持っている両親直筆の研究書であった。

それに気づいてジュリアを抱いて必死に逃げたが、狼キメラはどこまでも追ってきて、逃げ切れないと悟り、ジュリアを木の洞に隠した。

やがてクレタ軍に囲まれて谷底に落ちたが、奇跡的に命拾いすると両親直筆の研究所を頭に叩き込んでアメストリスに密入国したが、狼キメラはどこまでも追ってきて、耐えかねた自分はアメストリスで罪を犯し、国家運営されている刑務所に服役した。

そして刑期を終え、ジュリアを探しに行こうかと考えていた矢先、クレタにいる筈のジュリアがアメストリスに密入国していたことを新聞で知り、力ずくで脱獄したらしい。


因みにメルビン・ボイジャー と言う名前はアメストリスの田舎の人間の名前で、都市に出稼ぎに行くと言って行方不明になった人物の戸籍などを利用できて都合がいいから名乗ってただけのようだ。

正体編集

元クレタの軍人であり、クライトン一家の警護隊の隊長を務めていたアトラス中尉。

自分の錬金術を試したいと思って、クレタ軍に入ったがチマチマした小競り合いばかりで思う存分に腕を振るえなくてうんざりしていた時にクライトン一家の事を知り、鮮血の星を独占しようと企んだとのこと。

鮮血の星を独占し、何をしようとしていたが曖昧だが、部下のラウル軍曹が「クレタやアメストリスに負けない我々の国が築けますね」と発言したり、アトラスが「これで世界は俺のものに……」と発言しているところを見ると、どうも「星の力を利用して自分達の軍事国家を建設し、世界征服しようと企んでいた」ようである。目的がありきたりな悪党すぎるとか言ってはいけない。


能力編集

錬金術師としての能力は極めて高く、右手からは電撃を飛ばしたり、左手で氷を錬成して壁を造ったり、道を造ったりなどアメストリスの国家錬金術師クラスは余裕の力を見せる。ただしこれらはあくまで、クライトン夫妻の作った錬金術の盗用である為、本来の彼自身の錬金術師としての実力がどの程度のものなのかは不明(盗用した物とはいえ使いこなしているので、それなりの実力はあると思われる)。

またこいつが使う錬金術は、明らかに等価交換の法則を無視している描写も目立つのだが、どういう原理で発動している錬金術なのかは一切謎である。


それより凄まじいのはその精神力であり、傷口を電撃で焼いて塞ぐというマスタングが死にかけでやった事を平然とする。

また、クライトン夫妻の研究書を奪う前でもアシュレイの顔の皮を剥がし、自分の顔に張り付けるという所業をやらかしている(顔を張り付けただけで、骨格や髪まで変わっているのは謎だが)。


関連タグ編集

鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星

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