ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

制海艦とは、アメリカ海軍が1960年代から70年代にかけて計画した軽空母構想のことである。「SCS」とも呼ばれる。


空母というのはその特性上、艦載機を載せるために艦体を大型化せざるを得ないため、製造と運用のコストがかかる。よって、もう少し小さい「お手頃サイズ」の空母が欲しい……という考えで構想された小型空母がこの制海艦構想である。


艦載機としてXFV-12VTOL戦闘機の試作までも行われたのだが、結局「普通の空母作ったほうが高くても使い勝手がいいんじゃないか」という結論に行きついた結果、この構想は立ち消えてしまった。

XFV-12も試作機が本来予定していた性能を全く発揮できず、構想とん挫も重なって開発中止に追い込まれている。


ただし、本艦の設計案の一部はスペインにて流用され、同国海軍の軽空母「プリンシペ・デ・アストゥリアス」として完成した。

また、この艦をベースに小型化したものが、タイ王国軍の軽空母「チャクリ・ナルエベト」として建造された。


アメリカ海軍においても、強襲揚陸艦ハリアーⅡF-35BライトニングⅡを搭載して「ハリアー空母」「ライトニング空母」とすることで実質的に発想自体は引き継がれている。


関連タグ編集

軽空母 XFV-12


プリンシペ・デ・アストゥリアス(軽空母)

チャクリ・ナルエベト(軽空母)

関連記事

親記事

軽空母 けいくうぼ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 26

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました