図鑑データ
「航空母艦、加賀です。提督、なに?改装された私の戦力が必要なのかしら? …仕方ありません。お力添えしましょう。」
概要
2020年8月27日のメンテナンス明けで実装された加賀改二、その派生形態である。改二戊から更に改装することでこの姿となる。改造に要するレベルは84で、加えて資材として高速建造材x88・開発資材x84も必要となる。
なお、この形態から改二に戻すことも可能で、必要な資材は高速建造材x30・開発資材x60。
容姿
最大の変化点は飛行甲板。
なんと後部のエレベーターがインボード式からデッキサイド式に変更となっている。この方式はアメリカ海軍でもエセックス級以降に採用されたものであり、当然ながら当時の”加賀”はインボード式のみの装備である。
また甲板上のマーキングも変化しており、ヘリコプターを運用する護衛艦などが採用しているヘリコプター着艦標示を5つ配置。前掛けにも1つ配置しており、後述の性能も相俟ってより多用途性を持たせた形になっている。
性能
その最大の特徴は、今までの正規空母と一線を画した拡張性にある。
なんとそれまで0だった対潜値が72へと大幅に引き上げられ、これによって正規空母ながら護衛空母のごとき強力な対潜攻撃(先制対潜攻撃含む)が可能となった。その挙動はさながら『艦これアーケード』のようである。
(艦これ稼働最初期は正規空母も対潜攻撃が可能だった時期があったが、こちらはのちに修正されている。)
道中やボス戦に現れる潜水艦に対処できるこの特殊性から、艦種に縛られることなく軽巡・駆逐艦の負担や道中事故のリスクを減らせる点が、本形態唯一無二の特長と言える。
なお、リスクは低いものの、潜水艦を優先して狙うその特性上、「水上艦に向くはずだった攻撃を吸われてしまう」といったことも当然考えられ、この点には注意が必要。
更には翔鶴型航空母艦の改二甲と同様に先制爆撃のできるジェット機も運用可能(当然のことながら史実の加賀はジェット機を搭載・運用したことなどなく、IF改装となる)。
挙句これだけの拡張性がありながらスロット数は改二・改二戊と同じく5つ(増設スロットも含めれば6つ)であるため、装備次第では敵の空襲を無力化しつつ、基地航空隊・雷撃戦を除いて夜戦も含めたすべての攻撃を行うというとんでもない挙動も可能。かの悪名高き一人連合艦隊も真っ青の芸達者ぶりである。
とはいえこうした恩恵の代償として艦載機の搭載数が大幅に減少してしまっており、その数は一部軽空母をも下回る64機、最も搭載数の多い第3スロットでさえ18機である。このため他の形態において大きな特徴である制空力は失われてしまっている。これはジェット機が既存のレシプロ機に比べて大型化していることや滑走路が長めになったことを考慮しているものと思われる。
また、燃費も悪化しており、これにより全空母中最も資源消費が激しくなってしまった。相方を差し置いてまさかの空母一の大食艦である(補足しておくとこの大食に関しては前々から懸念されていたことであり、ある種必然のことでもあった)。
ちなみに、大型空母の対潜空母化は史実にも実例があり、戦後エセックス級航空母艦の一部が対潜空母へと改装され(艦これ実装済みのイントレピッドもその1隻)、ソ連海軍の潜水艦に睨みを利かせていた。
「XF5U」実装時に何故か日本海軍の加賀にも装備補正が付いていたのはこの改造の為だと考えられる。
性格
ログイン時のボイスが改二護専用のものに更新されている。それ以外は特に変更はなし。
余談
新装備「TBM-3W+3S」を獲得する為の機種転換任務が同時実装されているのだが、この任務は加賀改二護の状態で行う必要がある。
ちなみにこの任務に至るまでの出撃任務は改二・改二戊・改二護のどれでも達成可能。
もっとも、その装備の特性上、加賀改二護の指定が入るのは容易に想像出来ることではある。
イラスト
関連項目
伊勢改二・日向改二:同じく護衛艦「いせ」「ひゅうが」を意識した改造が施された改二
翔鶴改二甲・瑞鶴改二甲:長らくジェット機運用は五航戦改二甲の専売特許だった。
鈴谷航改二・熊野航改二:こちらは「水上艦を優先して狙う軽空母」という真逆の存在。
コンバート改装順