概要
「海神」は、「かいじん」「わたつみ」「わだつみ」とも読み、海を支配する神、或いは竜王のことである。
海洋を支配して魚類を統治する神で、神話や伝説に登場するものから、人々に信仰され儀礼の対象になっている神々まで様々である。世界の神話においても、比較的高位の神とされる場合が多い。
海の最高神としてよく知られる「ギリシア神話」のポセイドンは、嵐を起こしたり鎮めたり、海戦を有利に導くとされることから、漁業神としてよりも航海神、戦神としての傾向が強いようである。
イグルリク・エスキモーの間では、「イヌイット神話」の女神セドナが海の諸動物を統治して彼らの生存を支えてくれている祖霊として崇められている。
「日本神話」ではワタツミ(綿津見神)が海の神霊とされており、三貴神の一柱であるスサノオ(須佐之男)も、元々は海を司る神であったとされる。
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