プロフィール
人物
「みんなの家になりたい」
包み込むような優しさを持った乙女、砂原ありのにとって
何よりも大切にしている言葉。
田舎町の小さな診療所に生まれた彼女は
両親が地元の人々を診てまわるのを見て育った。
患者を治すことに何よりも情熱を打ち込んだ
父・砂原医師は、金銭よりも治療を優先する性格から
いつも忙しいが、決して裕福な家ではなかった。
だが、待合室で父を信じて待つ患者や
用もないのに現れる近所の人々によって
診療所にはいつも暖かい空気があふれていた。
そこは、あらゆる弱き者にとっての
家でもあったのだ。
だから、ありのにとって
皆の家のような、心温まる場を作ることは
何よりも大切な志。
今は亡き両親から受け継いだ
その心で。
その夢で。
彼女は、少しでも多くの人を癒したいと願うのだ。