ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

福部里志

22

ふくべさとし

米澤穂信の小説・〈古典部〉シリーズの登場人物。それを原作としたアニメ「氷菓」でも登場している。

CV:阪口大助/演:岡山天音

諦めが良すぎるのは、善かれ悪しかれ僕の特質なのだ。

概要

語り手たる折木奉太郎の中学時代からの友人で、神山高校1年D組に在籍するクラスメート。「似非粋人」(by.奉太郎)。

遠目には女子に見えなくもない背格好から、奉太郎には「青瓢箪」呼ばわりされているが、サイクリングが趣味とあってかなりの健脚。携帯電話や手帳などを入れた巾着袋を持ち歩いており、フットワークの軽さはおそらく部内で一番。

凝った勧誘ポスターに感銘を受けて手芸部に入部し、総務委員会にも所属するが、奉太郎が古典部に入部するに伴って彼も入部、掛け持ちとなる。

料理の腕もたしかであり、文化祭では千反田える伊原摩耶花とともに料理コンテストに参加、古典部に優勝をもたらしている。

性格は飄々としていて掴みどころがなく、楽しむべきところは目一杯楽しむことを目的としているような、奉太郎とは真逆の人物。

「データベース」を自称するだけあって、各種雑学をはじめ、街の名家や学校の怪談話など、どうでもいいことまでよく知っているが、そのマメさが学業に活かされることはない。興味さえあればあれこれと節操なく手を出し、究める前に別の分野へ乗り換えるため、専門家には向かないと自己分析している。

データベースは結論を出せないんだ」という口癖が表すように、自分から推論を組み立てるようなことはほとんどせず、奉太郎の推理の穴を指摘したり軌道修正したりすることが多い。

しかし、『クドリャフカの順番』では奉太郎への対抗心からみずから推論を組み立てようとして失敗、奉太郎が真実を突き止めるのを見て、悔しさを隠しながら彼を称賛し敗北を認めている。

軽口や冗談も多く、「桁上がりの四名家」やら「チタンダエル」やら妙な呼び名を捻り出す。

また、話術やコミュニケーション能力にも長けているようで、その気になればいくらでも話を繋ぐことができ、2年生に進級後の部活動紹介という場面では古典部に関係のない話題で持ち時間をきっちり埋めて奉太郎を感心させた。

古典部の面々の能力を評価する一方でみずからの凡庸さを悟っており、千反田えるとの出会いで図抜けた推理力を発揮し始めた奉太郎に対しては、賞賛や感動と同時に『クドリャフカの順番』で見せたように羨望の念を抱いてもいる。同時に、腹を割って話せる者どうしでもあり、奉太郎にとっては最大の理解者の一人といえる。ちなみに彼が奉太郎を呼ぶ時は「ホータロー」と片仮名で表記される。

伊原摩耶花からの継続的なアプローチをのらりくらりとかわし続けていたが、『クドリャフカの順番』では彼女に対する賛美を連ね、『手作りチョコレート事件』では摩耶花への想いと自身の拘りにまつわる葛藤を話すなど、標準装備の笑顔の裏側が明らかになっていく。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 一話完結~氷菓~

    新春大すごろく大会?

    あけましておめでとうございます。初投稿で変なもの投下します。奉える的要素はほとんどありません、どうぞよろしくお願いします
    16,740文字pixiv小説作品
  • 奉かほシリーズ

    多忙なる4月其の一 ~芽~

    拙作に多数のブックマークと評価をいただき、いつも大変感謝しております。前作は小説男子の88位にランクインしておりました。のんびりとしたペースですが、完結まで生暖かく見守って頂ければ幸いです。   今作から3年生に進級します。そして、4月はイベント目白押しなので、更にゆっくりと進みます
  • 天秤

    「長い一日」の続きです 長くなりそうなので、分けます。 奉太郎が揺れまくります まだEND決まってないので、希望あったらコメントに書いてください・笑
  • 古典部短編詰め

    短編詰め②

    ※キャラ崩壊注意 ※一編奉える(腐女子が書いてる) ※ギャグ中心 ※一編奉里(注意書きあり) 閲覧は自己責任でお願いします。
  • 氷菓 推理シリーズ

    恋合病院事件 :下

    恋合病院事件: 上 のつづきです。コミカルにまとめてみました。今回の長文は、エピローグでフラグを立てるために書いたと言っても過言ではありません。
  • 古典部シリーズSS

    【古典部】解かれた人形

    『摩耶花の手袋を作るために、手芸部室へと向かう里志。そこに届いた謎の手紙。解かれた糸をたどり、導き出される結論とは――』 原作単行本+短編『鏡には映らない』までの既読推奨です。 新作「陽の打ちどころ」もよろしくお願いします!→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3514124 3作目「波の抜け殻」(執筆中)もよろしくお願いします!→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4582600 〈(2月16日 追記)たくさんの閲覧&素晴らしいメッセージありがとうございます!〉 コメントをいただけると励みになります。 初めて書かせていただきました。 原作古典部の最新作「鏡には映らない」が摩耶花のモノローグで語られるお話だったので、里志目線のお話を書かせて頂きました。本編ではあまり出てくることのない、手芸部の活動も交えて書きました。時系列は「鏡には映らない」の後くらいで、2年生の冬前となります。矛盾が生じたり、文脈がおかしかったりしているかもしれません。極力原作に近い形で、齟齬が無いように仕上げようと努力をしましたが、おかしな点などがあったらコメントをください。手芸部部室や顧問、手芸部員 等は架空設定ですが、公式で明らかになれば変えます。 登場しているのが陸上部なのも、作中で存在が確認できているからです(笑)。 「できるだけ古典部っぽく」を意識して推理パートに力を入れて書いたつもりです。 小説など一度も書いたことがない完全な素人ですのであくまで自己満足です。 それを踏まえて、温かい目で読んでいただけると光栄です。
    19,498文字pixiv小説作品
  • 【奉太郎はぴば!】目覚めるまでに見る夢を君は覚えているのかな

    折木奉太郎お誕生日おめでとう!!な里奉。高3設定です。数分遅れの遅刻が憎い!奉太郎を愛しすぎました!!里志はもちろん大好きだけど、それはホータローというかつて会ったことない人格を持つ可愛い男の子の側にいるからなんだ!とほんっといつもいつも実感します!折木さんは、ミルフィーユのよーに100層構造で、掘れば掘るほど新たな魅力が湧いて出て溺れます!そしてさんっざん汲み上げた末に、まとめてみると、やっぱり省エネで善人で可愛いほーちゃんに行き着くんですよ!本当に本当に大好きだよ!ほーちゃん!生まれてきてくれてありがとう!ってみんなが思ってることを早く君に教えてあげたいなあっ!!そんなわけで里志が代表して全力で生まれてきたホータローに報いております!……報いてるハズ…(;^_^Aほーちゃんお誕生日おめでとうね! 里志視点も書いてしまいました。こっちはただの俺得です!w http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2330086
  • わたし、困ります!

    わたし、困ります! 5

    完結(?)です。 ■('14.3.10)入須先輩の名前の漢字を間違えてました。訂正ありがとうございます。
  • For A Year

    September

    ジェラシーを感じる奉太郎です。
  • 千反田えるへの手紙

    「千反田えるからの手紙」の続編で、21話のバレンタイン話から1年後のバレンタインデーに千反田えるから手作りバレンタインチョコレートと手紙をもらった折木奉太郎が、3月のホワイトデーにある物と一緒に渡した返事の手紙という形式になっております。
  • 里まや三部作

    目に留まったのは… 【里まや】

    この絵に見覚えある方も多いのではないでしょうか? とりあえず、3部作の第2弾です。 お楽しみ頂ければ幸いですが…。
  • 【ワンドロ】折木奉太郎福部里志『シャーロッキアンとホームジスト』

    氷菓版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負、テーマは古典部男子組二人で、なんとお題が「シャーロッキアンとホームジスト」!!!てっきりルパンとモーリアーティで来ると思ってた私は仰け反りました!!なにそれ福部里志じゃないの!え?里志考察?考察してくださいですか?!はい!しました!!w「福ちゃんはシャーロキアンになりたいのよね」と摩耶花ちゃんに言われた日の帰りの設定です。うふふふふ。たのしかったです!ありがとうございました!
  • Let it out and let it in.

    古典部末裔たちの休日―夏は世に知らずあつき―

    青いシリーズ本編の続きです。設定は大学生の新婚奉えるですが、里まやが奉えるの暮らす京都へと遊びに来ています。読んでくださる皆様にお気に召していただけると嬉しく思います。 私が参加させていただいている脱省エネ推進委員会が夏コミに初参加致します。 『C88 1日目8/14(金)東ラ24b『脱省エネ推進委員会』 りりかさんがお品書きを作ってくださいました。 お品書きははこちらから→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=51839828 どうぞよろしくお願い致します。
    16,956文字pixiv小説作品
  • 千の花言葉を君に

    千の花言葉を君に:彼岸花之章

    まさかの明治時代パロ。ローソンキャンペーンで浮かれた頭でとある曲を聞いていたら、妄想が止まりませんでした。すみません!もはや誰得小説状態。しかも無駄に長いです。今回だけじゃ全然終わりませんでした。重ね重ねすみません……。捏造設定甚だしいので、それが許せる方のみご覧ください。■閲覧&評価&ブクマしてくださった皆さま、ありがとうございました!■ブクマコメント下さった方、ありがとうございます!そんな言葉を頂けるなんて夢にも思いませんでした…!拙い作品ではありますが、少しでも楽しんで頂けるよう頑張ります!
    10,026文字pixiv小説作品
  • 月がとっても青いから

    静かの海

    sekisanでございます。たいへんご無沙汰してすいません。もはや忘れられてるかと思いますが、シリーズ書いてました。 「月がとっても青いから」最終話は、お待たせの奉えるです! 同じ大学に通う、結婚前提カップルです。しかも事後。 男女の交わりをR-18要素なしで、いかに表現するか? というか、月と奉えるを絡めるからには、そういう話もたまには書こうと。ならばこの際、春風さくら様【https://www.pixiv.net/member.php?id=2764142】の過去作の台詞を拝借しようと。 難産、というか、着手にえらい時間がかかりました。奉えるという既定路線があったものの、モチーフにする曲がなかなか見つからず、結局モチーフは後付け、時間軸がアッチャコッチャする難解な文章に(滝汗) 毎度の駄文でございます。お読みいただければ幸いです。 《シリーズ総括》 月にまつわる曲をモチーフに、「氷菓」「けいおん!」同じシリーズで書いてみよう。そう思ったのが去年の10月でした。禁じ手としていた百合や、R指定ギリギリの表現も、脳内アニメだけでどこまで書けるか。 出来上がった作品群がこれです。妄想は読者に丸投げ、他力本願です。 《各話モチーフ曲》 「夜の匂い」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8784598 :月がとっても青いから(菅原都々子) 「月の魔力」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8792112 :Night Wind(岩崎良美 アルバム「月夜にGood Luck」より) 「Earth Light」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8929387 :Earth Light(アルバム「電脳戦機バーチャロン オリジナルサウンドデータ」より) 「ラベンダー・ハニー」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9296893 :月のランプ(平松愛理) 「静かの海」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9861040 :静かの海(岩崎良美 アルバム「月夜にGood Luck」より)
  • 終わりよければ

    「古典部」4人で日常の謎解き話。秋の終わる頃、十一月。寝不足の奉太郎は、あくびしながらも、やけに登校する生徒が少ないことに気づくのだが…。4p目までが出題部、5p目が解決編です。時系列は、『遠まわりする雛』の「心あたり~」から数週間後です。設定は原作準拠。/サイトより転載
    20,079文字pixiv小説作品
  • フラグが?本立ちました

    味の決め手は......?(その5)

    「ねえ入須。この間からずいぶん間が開いちゃったね」 「そうだな。でも作者はこれが精一杯だと言っているぞ」 「甘やかしちゃダメだって。そんなこと言わせてたら、いつまでたっても終わらないんだからね!それにさ、ああムカつく!」 「どうした?」 「だってさ、タグに『奉みさ』ってあるのに、ぜんぜんそうならないじゃないか!」 「それを言うなら私だって...結構頑張っているのに、一向に『奉冬』のタグが付かないのはどうしたわけだ?」 「それはさ、入須、今回あんたは脇役だからさ。今回主役は探偵くんと、この、あ、た、し、なんだからね!ふふん!」 「な.......!?」 「タグの数も10個までなんだって」 「納得がいかん!」 1月29日 「ねえ入須。作者が加筆修正したって。深くお詫び申し上げますだって」 「なにをいまさら。いつものことではないか。この作者が、今までに加筆修正をしなかった時があったか?」 「せっかく供恵お姉様がとびきり美味しいネタを用意してくれたのにさ、スルーしちゃうんだもんね」 「まったくだ。情けなくて泣けてくる」
    19,333文字pixiv小説作品
  • 千反田える版 遠まわりする雛

    やるべきことなら手短に ②

    千反田えるの述懐です。殆どその場の思い付きです。
  • 比翼の鳥~飛翔~

    10月31日

    なぜ、タイトルが10月31日なのでしょう。 わたし、気になります。
  • ハンプティダンプティの片思い

    bless you、my boy

    里奉・高校二年年末。「ハンプティ」4話目です。じわりじわりと話が進んでます。牛歩です。今回はスペサルゲストで陸山先輩と田名辺先輩におこしいただきました!おかげで里奉度がかなり薄めですが、読んでみてやってくださいー。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

福部里志
22
編集履歴
福部里志
22
編集履歴