「寒くなってきたな」
「いいえ、もう春です」
〈古典部〉シリーズ・『氷菓』における、折木奉太郎×千反田えるのカップリング。
えるが攻めの場合のタグも存在する→える奉
同作のカップリングタグの中では人気が高く、pixivの投稿数では一番多い。
概要
えるがキラキラした瞳で奉太郎に詰め寄り、奉太郎は彼女が疑問を抱いた事柄を解き明かさなければならなくなる……というのが〈古典部〉シリーズの基本的な流れ。
二人の出会いは入学して間もない神山高校の特別棟4階、地学講義室――古典部の部室。扉の鍵を掛けた掛けないの不可解な食い違いをきっかけに、時に古典部として、時に二人きりで、さまざまな難問ないしは危機的状況に直面していく。互いの呼び方は「千反田」「折木さん」。
アニメ『氷菓』1話にて、最初の「わたし、気になります」のシーンのエフェクトはかなり印象的。投稿されたイラストでも、えるが奉太郎を引っ張るシチュエーションが多く描かれている。
原作では奉太郎のそっけない語り口もあってか、さほど親密な関係には見えないものの、『遠まわりする雛』での出来事をとおして奉太郎側の気持ちは相当の変化を見せた。一方、そう多くないえるの語りの中でも、奉太郎についてはわりと好意的に綴られていたりする。
しかしそれでは足りないとばかりに、アニメ『氷菓』の製作会社・京アニが断行した糖分の大量投入によって、コーヒーのようにほろ苦かったはずの物語が、ところどころでウインナーココア並みに甘くなってしまった。そのいちゃつきっぷりから各所で主人公の婿入りが期待されている。