日本の苗字の一つ。
実在の人物
架空の人物
概要
原作小説版
新城直衛の部下として登場。漫画版と同じく新城の後輩で階位も一緒だが、ほとんど物語では語られないまま帝国との戦いで戦死した端役である。伊藤悠による漫画版では別人と言って良いほどキャラクターが厚みを増しており、詳細な活躍と人物像が描かれている。死亡する時期も全く違っている。
漫画版
剣虎兵の一人で、階級は少尉。皇国陸軍第二中隊所属。新城とは幼年学校以来の仲であり、「先輩」と慕っている。天狼原野からの退却中、指揮官である若菜大尉から「中隊の戦線離脱の援護」というほとんど捨て駒的な任務を命じられ、部下とともに大隊を去る。帝国軍相手に奮戦するも空しく、小隊は全滅し、自身も瀕死の重傷を負う。帝国軍の軍医から情けとして応急治療を受けるも「回復不可」と診断され、ユーリア元帥からの介錯を受け、死亡。
ちなみに、彼の剣牙虎の名前は「隕鉄」。
新城に猫の扱い方から女遊びまで手ほどきされた愛弟子ともいえる存在であり、帝国との戦争が始まる前は新城と共に辺境の夜盗討伐に精を出していた。漫画版初期における新城の副官でもあり、有能な軍人であった。寡兵を率いて帝国軍相手に一歩も引かずに戦い、帝国元帥ユーリア・ド・ヴェルナ・ツァリツィナ・ロッシナに肉迫するほど善戦した。はっきり言って時間稼ぎの捨て駒にするには勿体ない人材であった。
数少ない理解者である彼を失ったことは新城にとってもショックであり、その憤りは無謀な戦闘を命じた若菜大尉に対する憎悪に直結した。
pixiv内において
登場期間は一巻の第二話までと短いにもかかわらず、端正な顔立ち、皇国を守りたいという信念を最期まで貫き通した純粋かつ誠実な性格、そして何より悲劇的な最後で女性層からの人気が高い。