概要
「超性能娘」は、主に身体能力や感覚能力、その他身体スペックが一般人に比べ遥かに優れていたり、超能力をはじめとする特殊な能力を備えている女子を指して用いられる。
その超越的な能力を、ゲーム等で他よりも飛び抜けて高性能なキャラや武器などに用いられる「超性能」という表現を借りて表している。とはいえ、具体的にどんな性能が「超性能」なのかは作品により千差万別であるため、多くの場合は他のタグを併用している。
作品の傾向
Pixivタグとしては2017年頃に出現し、遡って過去の作品にもつけられているタグである。イラストよりも小説の投稿数が多い傾向が見られる。これは、超性能さを一枚絵で表すことが難しいことが理由として考えられる。
先述した通り、何をもって「超性能」とするかは作品や作者によりけりである。例えば身体能力では、どんな攻撃でも傷つかない肌や、極超音速で走る、ビルや船を片手で持ち上げる怪力、呼気で天候を操作できる肺活量、など、思考能力ではコンピューターを遥かに超えた計算能力や人智の未だ及ばない知識など、特殊な能力としては超光速飛行や因果律の操作、物理法則の捻じ曲げ、世界の破壊や創造などが見られる。
超性能の程度としては、兵器破壊やスーパーガールと同程度の能力から、宇宙規模や多世界規模での破壊を容易く引き起こす場合まで、幅広く見られる。
このような作品の傾向から、近接ジャンルのタグがいくつか見られ、「怪力娘」や「筋肉娘」、「巨大娘」などのタグが同時に付けられることが多い。「スーパーガール」や「パワーガール」も近接するタグと考えられるが、こちらは通常特定のキャラクターを指すタグであるためか、特に小説作品ではあまり見られない。また、R-18またはR-18Gのタグが付く作品も多く、「ふたなり」などのタグとも併用されている。
