概要
「ドキドキ!プリキュア」最終話「あなたに届け!マイスイートハート!」に登場するキュアハートの最終形態。
白いマント様のパーツが装着され、左胸のハートから生える翼も強化、そこからマントと同素材のような襟飾りが出現、コスチュームのピンク色もやや薄めのパールピンクに変わる。
エンジェルモードはコスチュームそのものは不変であったことを考えると、本編で唯一のスーパープリキュアともいえる。
エンジェルモードのキュアハートが、キュアダイヤモンド、キュアロゼッタ、キュアソード、キュアエースの力を得、さらにプリキュア三種の神器(マジカルラブリーパッド・エターナルゴールデンクラウン・ミラクルドラゴングレイブ)の力が加わり誕生した。
プロトジコチューの拳を真っ向から片手で受けとめ投げ返すパワー、複数の腕から繰り出すパンチをすべて見切ってよける俊敏性、残像を生み翻弄するほどのスピードを持ち、イナバウアーの体勢から一発でプロトジコチューを成層圏まで蹴りあげる。
その圧倒的な力は、プロトジコチューをして「さっきまでのキュアハートとはまるで違う。」と言わせしめるが、ジョナサン・クロンダイク曰く「思いの力がひとを強くする。誰かを守りたいという思いの力を持つ女の子は誰でもプリキュアになれる。」、そして「その力は宇宙を生みだしたビッグバンにも匹敵する。」のだそうだ。
女の子なら誰でも持つ潜在的な力をそう評したジョナサンの言葉ではあるが、そうは言ってもこれだけの芸当をこなせるのもマナだからこそだろう。
なお、過去には本当にビックバン級の技(もしくはそれを連想させるほどの命のエネルギーの輝き)を出した先輩方もいたりするので、これくらいのインフレは最終決戦ではそう珍しくもないのだが、基本は仲間全員が強化されてチーム全体のパワーが底上げされる。
パルテノンモードが斬新なのはマナがタイマンでラスボスとケリをつけるための強化形態なところである。
(前例としては『ハートキャッチプリキュア』の無限シルエットも1人でラスボスを圧倒していたが「4人のプリキュアが融合している」という扱いなので、つぼみがタイマンしているわけではない)
プロトジコチューを踵落としで再び地球まで蹴り落としたあと、最後はキュアハートの初期技でもある「マイ・スイートハート」でこれを浄化した。
「そうとも時代は繰り返す。人間にワガママで自分勝手な心がある限り、私は何度でも蘇る。そう何度でもだ!」
「わかるよ。私のなかにもワガママな心はあるもの。」
「なん…だと?」
「誰かを妬んだり、何もかも嫌になって投げ出したくなったりすることもある。けれど、そうやって悩むから、苦しむから、ひとは強くなれるんだと思う。」
「ラ…んぐ」
「それにたとえ私が愛を見失ったとしても、私には仲間がいる。支えてくれる仲間がいるから、私は何度だって立ち向かって見せる!」
「ラ~ブ ラブ ラ~ブ!!」
第1話でカニジコチューに説教をした相田マナ/キュアハート。
最終話まで、ブレませんでした。
名称について
「パルテノンモード」の名称は、おそらくギリシャの首都アテネにある世界遺産・パルテノン神殿からとられたものと思われる。(「パルテノン」そのものは、ギリシャ語で「処女宮」を意味する。)
パルテノン神殿は、戦の神であるアテナを祀っているが、プロトジコチューを寄せ付けぬその圧倒的な強さは、まさにアテナのようであった。
パルテノンモードを命名したのがキュアハート自身だとすれば、なかなか大したネーミングセンスである。
もちろん「キン○マン」に出てきたあの人とは何ら関係はない。
関連タグ
スーパープリキュア もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな チート マナ王子
キュアハート・エンゲージモード - 劇場版限定のキュアハートの強化形態。
ビビッドレッド - 最終回で登場し、「宇宙創造の光」と称された主人公の最終形態繋がり。