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キャプテン・スカーレットの編集履歴

2014-02-18 13:19:45 バージョン

キャプテン・スカーレット

きゃぷてんすかーれっと

『キャプテン・スカーレット』とは、イギリス発の特撮人形劇。

概要

1967年にイギリスのジェリー・アンダーソン率いるセンチュリー21プロダクションが制作し、ITCが配給した、SF特撮人形劇番組である。

実は、「サンダーバード」がアメリカ売り込みに大失敗したのがきっかけで企画・制作されたものだったりする。


日本では、1968年1月から8月にかけてTBS他で放送された。また、週刊少年サンデー小学館)にコミカライズが連載されていた。


作品について

エピソードは善悪の対決よりは謎解きや、ジェリーの妻シルヴィア・アンダーソンが「サンダーバード」から盛んに入れ始めたスパイ活劇の要素が強い。

当作独自の魅力として、主に了解の応答で使われる「S.I.G.(エス・アイ・ジー)」が挙げられる。これは"Spectrum Is Green"の略(スペクトラム状況良し、といった意味)だが、逆に"Spectrum Is Red"(- 状況悪し)を略した「S.I.R.(エス・アイ・アール)」もあり、緊急事態を知らせるときなどに使用された。以前のアンダーソン作品にも略号を用いた応答が登場していたが、日本語版製作の過程で明確に訳されなかったため、本作での使用が最も印象的である。

また、この応答形式は、アンダーソン作品の影響を受ける事の多い円谷作品においてもしばしば採り入れられ、「戦え!マイティジャック」(1967年)では「S.M.J!」、「ウルトラマンメビウス」では、組織名「GUYS」にちなみ「G.I.G!」という形でそれぞれ使われていた。

他に目立つものとして、場面転換の演出が挙げられる。「ダ・ドン・ドン・ドドドダン!」のティンパニによるブリッジ曲に合わせて、前後の場面の映像(CM前後のアイキャッチではスペクトラムのマークと)がフラッシュバックするもので、曲のビートを生かして当作特有の緊張感を強調していた。主題歌も英語版と日本版双方でこのティンパニのフレーズをイントロに使っている。こうした演出は「ウルトラセブン」第33話「侵略する死者たち」と第34話「蒸発都市」や、「トランスフォーマー」にその影響が見られる。


ストーリー

西暦2068年、火星人類以外の何者かが建てた謎の施設が見つかり、その施設を調査すべく調査隊を派遣。調査隊の探索車が基地のような施設を見つけると時を同じくして火星の支配者である「ミステロン」がその探索車を見つけ、地球から訪れた知的生命体(人類のこと)を歓迎すべく、更に詳しく観察しようとカメラを向けた。しかし、調査隊はミステロンの基地のカメラを迎撃用兵器と勘違いし、攻撃されてしまうと危険を感じたため基地を攻撃し破壊してしまう。

直後に謎のが破壊された基地の瓦礫に射し、基地は元通りになってしまう。そして人類を攻撃的で危険な生命体とみなしたミステロンは人類に対し復讐をすると宣言。ミステロンと地球の防衛組織「スペクトラム」の知恵比べの様な地道でありながらも過酷な戦いの火蓋が切って落とされることとなった。

補足

日本語吹き替えの台詞ではミステロンが調査隊の探索車を見つけたときの台詞が若干異なっており、「地球から何者か来たが、彼らは何をしに来たのか解らないので監視しなければならないな。」という旨の台詞になっている。

キャラクター

※記述された内容が、Pixiv百科事典の利用規約9条の(1)に該当する悪質行為「第三者の権利侵害」に該当するWikipediaのキャプテン・スカーレットの記事からの無断転載のままだった為削除しました。法的にも犯罪なので「自分では書けないから」と安易に第三者の苦労を横取りするような真似はしないように心掛けてください。

第三者の権利を侵害することなく記述可能な方よろしくお願いします。


地球防衛機構「スペクトラム」

  • キャプテン・スカーレット
    • ブラウン大尉とともに世界大統領の警護に向かう途中にミステロンに殺害され、複製されミステロンの手下になって蘇った。ブラウン大尉が大統領の暗殺に失敗したため、今度はスカーレットが大統領を拉致し、ロンドン展望塔の屋上に逃げるが、ブルー大尉に撃たれて転落し、そのショックによりミステロンの支配が消え、何度死んでも復活する不死身の体になった。以後スペクトラムの切り札的存在となる。
    • 原語では同じく「Captain」である他幹部は大尉と訳されるのに対し、タイトルとの関連を強調するため日本語版でも「キャプテン・スカーレット」で通される。
    • 不死身の体であるがゆえに、無謀な行動にでて死ぬことがよくある。また、ミステロンのスパイなどが近くにいると、頭痛を起こすが、いつの間にか設定自体が消えてしまった。厳密にはスカーレット本人は第1話で死亡しており、劇中で活躍する彼はミステロンによる複製、つまり本人の人格を有した偽物である。その為、不死身の体の唯一の弱点である電流を苦手としており、人体がX線を通さないという特徴もある。
    • 明らかに他のキャラクターより出番が少ないエピソードも多くどこぞの存在感のない主人公を連想させる。
  • ブルー大尉
    • 顔立ちが整っておりハンサム。エンゼル達との仲も親しいようでアンバールームでエンゼル達と会話をしている場面も見られる。青色というよりは水色に近い恰好をしている。本名はアダム・スウェンソン。
  • グリーン少尉
    • 非情な命令を下すホワイト大佐に進言するが、彼の迫力に怯み、結局丸め込まれてしまうという場面も多々ある。
  • ホワイト大佐
    • スペクトラムの最高司令官。普段は円卓の中央に座り、スペクトラム隊員達に指示を与える。任務に忠実であるがゆえに非情な命令を下すこともあるが、これは地球の全人類を守るためのやむを得ない判断であり、決して彼が冷徹というわけではない。
  • マゼンタ大尉
    • 世界的犯罪組織から転職。マゼンダ色とスカーレット色が似ている上、初登場は後姿だったので、キャプテンスカーレットと間違えた人も多いのでは?
  • グレイ大尉
    • 世界政府警察から転職。最低限のことしか喋らないクールな人物。
  • オーカー大尉
  • Dr.フォーン
    • ドクター。制服は皆と同じだが大尉等の階級は無い。無謀な行動に出ては死んでしまうキャプテンスカーレットに、蘇生手術を行う縁の下の力持ち。
  • ブラウン大尉
    • 第1話のみ登場。世界大統領の護衛という大仕事を任され喜ぶのも束の間、ミステロンの策略により、キャプテンスカーレットと共に自動車事故に会い死亡する。その後、ミステロナイズされ、ミステロンのスパイとなり、人間爆弾にされ爆死する。スペクトラム隊員の中ではブラック大尉を除き唯一死亡したメンバーである。「ブラウン大尉!お許しください!」

ミステロン


ミステロン

火星の基地を攻撃されたために人類に対し復讐をジワジワと行う謎の存在。

各話冒頭でスペクトラムに対し犯行予告をする。予告には単純明快なものから謎解きのように難解なものと様々で、標的は各国の要所や要人だけではなくスペクトラム隊員も該当していることがある。一般的な手口としては工作員として使う相手を殺害(機械の場合は何らかの形で事故に導いて破壊)してミステロナイズした複製をつくりそれを使うことが多いが、対象が機械の場合は破壊・複製せずにそのまま制御を乗っ取ることもある。

知能犯的な手口と、神業の様な能力を持ちながらもスペクトラムが仕掛けたワナにまんまと引っかかったり、ミステロナイズされた人間の見破り方を覚られるといったヘマをやらかすこともあるため神業の様な力を持ちつつも完璧ではないようである。


ブラック大尉

元はスペクトラムの隊員であったが、火星基地誤認攻撃事件以来行方不明になっており地球に戻ったときには既にミステロンの諜報員にされていた。ミステロナイズされる前である火星探索中は顔色も良く話し方も普通の話し方であったが、ミステロナイズされてからは顔色がとても悪く、話し方も抑揚のない無機質な話し方をする。他のミステロナイズされた人物と異なり、ミステロンが持っている力もある程度有している模様。

主要なメカ


クラウドベース(スペクトラム基地)

クラウドベース


エンジェルインターセプター

エンゼルインターセプター

スペクトラム内の女性隊員のみで構成された航空部隊「エンジェル隊」専用戦闘機。機体は世界空軍が採用している戦闘機をベースにしたスペクトラム向け仕様機となっており、武装には機関砲(砲弾には徹甲弾を使用)、熱追尾ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイルを装備しており、また武装以外に高性能レーダーや危険を知らせる為のスモーク放出装置も装備している。

エンジンはターボジェット式コンプレッサーで空気を圧縮し、その後ろにあるラムジェットエンジンに供給してエンジンを稼動させるようになっている。

ちなみに、作中設定には記載がなかったがクラウドベースに帰還する際の機体の挙動や滑走路のない場所に捜索のため着陸していた描写から、垂直離着陸機能も有しているのではないかと思われる。


作中では特徴的な搭乗シーンが有名。


追跡戦闘車(S.P.V. Spectrum Pursuit Vehicle)

追跡戦闘車(S.P.V.)

高速走行可能な装甲車。厚い装甲に覆われた車でありながらスペクトラム・パトロールカーと同クラスの速度(約312km/h~320km/h)が出せる様、強力なエンジンを搭載しており、車輪も大きい車輪(計6輪)と小さい車輪(計4輪)が交互に並ぶ形で10輪あり、装甲車でありながらそれに見合わぬ機敏な動きを可能としている。更に不整地では後部に跳ね上げてある補助駆動用キャタピラを下ろして駆動力を確保するようになっている。

車内の運転席と助手席は脱出装置を装備しており、また航空機の機長席と副操縦士席の様にどちらの席でも運転可能となっている。衝突による乗員の被害を抑えるため、運転席、助手席ともに後ろを向いており走行する際は車載カメラの映像をモニターに映して前方の視界を得ることになる。運転席と助手席の横には一応窓があるのだが、窓から流れる風景とモニターに移る風景が進行方向が逆のため慣れが必要なようで、熟練している隊員なら追跡戦闘車が横滑りするような急旋回も易々とできるのだが、不慣れな隊員では普通に走らせることもままならないようである。

前方には格納式の大砲があり、発砲する際は運転用モニターを使って照準を合わせるようになっている。

任務に必要なときに何処でも乗れる様に世界各地に様々な形で隠してあるが、乗車には民間人に扮したスペクトラム関係者に身分証を提示する必要がある。また関係者も身分証の提示を求めなければならない。


作中ではレーダー建屋に突っ込んだり、から落ちたり、に真正面から衝突するなど、しょっちゅう大破している。しかも大破しているのにどう見ても無傷という出番の多さの割に凄いのか凄くないのかよくわからないメカとなっている。


スペクトラム・パトロールカー(S.S.C. Spectrum Saloon Car )

スペクトラム隊員の移動や巡回、各種任務に使用される4人乗り(5人と記載されていることもある)乗用車。名称に"Saloon Car"(⇒セダン)とあるが、外見はステーションワゴンというべき形状となっている。各種任務のため、座席後ろにガスタービンエンジンを搭載した四輪駆動車であり、足回りも四輪独立懸架となっている。

車体は防弾仕様となっており、窓は防弾ガラスが、タイヤも防弾性能を持つ特殊タイヤが装備されており、ボデーは防弾だけではなく横転などの事態に損傷を抑えるため軽くて弾力性を持ち強度も高い合金が採用されている。そのため、車重が約1.3tという防弾仕様車の割に非常に軽量な車体となっている。

武装はしていないが、高速走行や各種任務のために遠くまで照らせる様、特注品の石英ヘッドランプが装備され、長距離監視用カメラも装備されている。


超音速連絡機(S.P.J. Spectrum Passenger Jet)

スペクトラム隊員や要人の移動に使われるジェット機。搭乗人数は操縦席2名、客席7名とビジネスジェット機と同じくらいの規模の航空機だが用途柄脱出装置がついている。

エンジンはリヒート(アフターバーナーのこと)つきジェットエンジンとなっている。着陸時には後ろにある主翼を縦にして減速することができる。

ちなみに、作中設定でもビジネスジェット機のスペクトラム向け特注機となっている。


関連イラスト

キャプテン・スカーレット


関連動画

メインテーマ

後期エンディング曲で使用されている。その際、背景映像では、死亡する寸前のキャプテンス・カーレットが様々なパターンで描かれている。

因みに、テーマ曲はアンダーソンがカーステレオでたまたま聴いた主人公チームと同名のバンド、スペクトラムが演奏した


日本語版主題歌

再放送の際につけられた日本語版主題歌。作曲の際、ジェリー・アンダーソンに無許可で作り、しかも、背景映像も日本語版スタッフが本編の映像を勝手に編集して作成した。

アンダーソンは日本語版主題歌を初めて聴いた時、「せっかく英語オリジナル版ではかっこいいテーマ曲(上記動画参照)を使っていたのに、子どもに歌わせるなんて、これでは台無しだ」と憤慨した。


日本語版イメージソング

グレイ作曲のオリジナル・テーマ曲に独自の日本語詞をつけたもの。劇中では使用されることは一度もなかった。

余談だが、この曲を歌ったザ・ワンダースは、ジ・エコーズ名義でウルトラセブンの主題歌も歌っていた。さらにそのメンバーに尾崎紀世彦がいた。

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