概要
新書館より発行されている雑誌『ウイングス』において、1995年11月号から連載されている。
主な登場人物
日本の高校生。16歳。大らかで明るいが、どこか掴みどころの無い少年。千年に一度出現するかどうかの強力な神霊眼の持ち主。祖父は神社の宮司。亡き母が書き残した呪法(神道、陰陽道、道教)を使う。
ある事情から悪魔の魂と融合し、魂のキメラとなった少年。17歳くらい。好戦的で粗暴で意地っ張り。能力の珍しさゆえに、なかば研究材料としてグィノー家に引き取られて育つ。高次生物からは「悪魔」と認識される。
勇吹の弟。13歳。かなり感度の高い霊能者で様々なものが見えてしまう。ある事件をきっかけに神隠しに遭うが…
推定20歳。アメリカの大学生。普段は一般人の生活を送っているが、特殊能力を見込まれ神聖騎士団に入団した。神聖騎士団の仕事をして生活費を稼いでいる。
26歳。元・神聖騎士団の最高祭司。表面的には気さくで爽やかだが、内面には強靭な意思と老獪さを秘めている。神聖騎士団から抜け出す力を得るため、ナギと契約した。ナギを盲目的に愛している。
天使でも悪魔でもない強力な高次生物。三対の巨大な翼を持つ。700歳くらい。その翼と気配の印象から “鳥”と形容される。
用語
エーテル
地、風、火、水の四大要素と結びつき、物質世界の自然物と自然現象を作る第五要素。
神霊眼(エーテルの眼)
エーテルで出来ている物を、粘土を捏ねるかのように加工し造り変えることの出来る能力。エーテルさえあれば意のままに物を造り出せる。
高次生物
四大要素(地、風、火、水)ではない 人間の知覚範囲を超えた第六要素以上の高次要素に、第五要素であるエーテルが加わって出来る生物。天使、悪魔、精霊など。
神聖騎士団 (ホーリーナイツ)
12世紀頃に成立した魔法戦士の集団。悪魔と戦っていた人間達が集団化してゆき、悪魔討伐の組織となったもの。テンプル騎士団や、聖ベルナールの説教を参考にして組織が整えられたため、中世キリスト教的雰囲気が残されている。