概要
旧ジオン軍で開発された試作型モビルスーツイフリートの改修機。
「シュナイド」とはドイツ語で「気骨」や「勇気」を意味するが、カラーリングや名称から旧ジオン公国軍の特別競合部隊「マルコシアス」の隊長ダグ・シュナイドのイフリートがベースとなっていると思われる。
ベース機となったイフリート自体の生産数が少なく、ジオン残党軍が運用する中で改修が加えられ、宇宙世紀96年時に現在の仕様になったとされている。
度重なる改良の結果各種性能が向上しており、特に出力は原型機の1072Kwから2倍近く向上し、連邦軍の最新鋭機であるリゼルに匹敵する。
武装面に関しては機体各部に投擲武器としても使用可能な短剣「ヒート・ダート」をマウントしており、特に至近距離での戦闘に特化している。
また、ジャイアント・バズを装備して砲撃戦にも使用されている。
カークス隊の要請に応じてトリントン襲撃に参加。
一年戦争時のモビルスーツの改修機でありながら、グリプス戦役以降に開発されたジムⅡ・セミストライカーを圧倒するスピードを発揮しこれを撃墜するなど、高い戦闘能力を発揮した。
その後、カークスの援護を受けてトリントン基地から脱出。モビルスーツを保有する海賊組織に合流しカークス隊の基地を攻撃するが、実際にはカークス隊側の間者であり、カークス隊側に海賊の襲撃情報を流し、更に海賊側の指揮官が搭乗していたザクⅢを撃墜するに至っている。
パイロットについては詳細なプロフィールは語られていないが、カークスに恩がある人間であり、「個性的な経歴の持ち主」であるとされている。
機体データ
形式番号 | MS-08TX/S |
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全高 | 17.2m |
本体重量 | 52.8t |
全備重量 | 84.4t |
出力 | 2202Kw |
装甲 | 超硬スチール合金+一部ガンダリウム合金 |
武装 | ヒート・ダート ショットガン ジャイアント・バズ |