概要
関羽とは、三国志に登場する英雄で、蜀漢五虎大将軍筆頭格の前将軍。
封号は漢寿亭侯。諡は前将軍・壮繆侯、忠恵公、壮繆義勇王など他多数。
子には関平・関興。民間伝承などでは関索、関銀屏も子とされる。
劉備・張飛と義兄弟の契りを結び、乱世を終わらせるために戦う。(それ以前は亡命中の犯罪者だったという一風変わった説がある。)
義を重んじる武人で、赤壁の戦いに敗退し退却していた曹操を逃がし
かつて曹操軍に身を寄せていた時の恩を返した事もあった。
その立派な顎鬚から美髯公と呼ばれ、今では神様として世界各地の華僑の居留地などで
関帝廟に祀られている。
(ただし、信仰されているのは武神としてではなく商売の神として。信義に篤かったことから
転じて信義は商売の信用にも繋がるという理由によってである)
人柄は文武に秀で、部下には公正かつ親身に接し、兵たちからの信望も厚かった。だが上官などを
軽視する傾向があり、特に文官の高官からはあまり好かれていなかった。五虎大将任命の際にも老人かつ新参である黄忠と同じ列に並んでることに腹を立ててへそを曲げるなど、少し大人げない人物だったようだ。
奔放な張飛と違ってすべての面において安定かつ秀でた才能を持つことから要所の守備なども
よく任されたが、ある日自分が劉備たちに連れて行ってもらえなかったことにヘソを曲げ、
劉備が約束した呉への領土譲渡を勝手に断ってしまう。
そしてそれが元で呉と魏の連合軍と戦となり、さらに普段の行いによる味方の裏切りによってその命を落としてしまうのであった。(いわば自業自得)
その後間もなく、まるで関羽を追うように曹操を始め、魏、呉の名だたる武将たちが
病などで死去してしまった為、巷では関羽の呪いではないだろうかと囁かれた。
ちなみに関羽の死後、義兄弟の劉備と張飛も仇討に狂騒し、その命を落としてしまったという。
創作物における関羽
どの作品においても、人格者のように描かれその上異常に強く設定されている。
『横山三国志』
げぇっ!!
『真・三國無双』シリーズ
声優:増谷康紀
武器:偃月刀
非常に義理堅い性格をした好漢。五虎大将軍の筆頭に挙げられる。
不義を許さず義兄・劉備の理想の元に戦う武人。
その優れた武勇と礼節から敵将である張遼・徐晃からも一目を置かれ、
魏の曹操からは自分の元に留めたいと考えさせた程の逸材。
容姿は、今までの関羽のイメージ同様に長い髭が特徴的で、
筋骨隆々とした体格を誇っている。
衣装はシリーズごとに多少異なるが、基本的には緑色を
着用している。そして手には堂々たる偃月刀(青龍偃月刀)を
携えている。
『2』・『5』では、右肩を露出させた衣装。『3』では、
ほとんど肌が露出していない衣装。『4』では、右肩に龍を
モチーフとした肩当てをしている。
無双OROCHIシリーズでは軍神と呼ばれる者繋がりで上杉謙信との親交がある。
『三国伝』
関羽ガンダムを参照
『一騎当千』
関羽雲長を参照
『恋姫†無双』
愛紗を参照
『十三支演義』
本作の主人公。猫族と呼ばれる亜人族の娘で、同じ猫族の劉備(男)、張飛(男)と共に戦乱の世をかける。
『三国恋戦記』
雲長を参照
『蒼天航路』
劉備と出会う前までは張飛と共に美髯団という義侠軍団を率いていた。
また、作者は終盤の活躍を描くにあたり、神である関羽への礼を失しないよう自分の描いたイラストを基に神棚まで作ったという。
それなのに、どうしてこうなる。↓
『関☆羽』
「うん、お兄ちゃん♪(おっさん声)」
関連タグ
赤兎馬:愛馬
岳飛:関羽と共に中国国内における人気の英雄の一人。
家族
劉備:義兄弟であり主君。
張飛:義兄弟。
関平:息子。演義では養子。
関興:息子。
関索:息子だが、後世の架空の人物
関銀屏:娘。実際いたが、名前は不明。
作品タグ