概要
初め尻尾が1本しかないが、長い年月を掛けて妖力を増やし、それにより尾が裂けて1本ずつ増え、最終的には9本の尻尾を持つ「九尾の狐」となる。
種類
赤狐(せきこ)
神道系。通常の毛色の狐を「赤毛」と形容する場合もある。
白狐(びゃっこ、はくこ)
白い毛色を持ち、人々に幸福をもたらすとされる、善狐の代表格。
稲荷神社に祀られているお稲荷様も、ほとんどが白狐である。神道系。
黒狐(くろこ、こくこ)
黒い毛色を持ち、北斗七星の化身と呼ばれている。
それぞれ名の通りの毛色を持ち、月をシンボルとしている。
2種は、同様異質の存在である。仏教系。ダキニ天の化身とも。
九尾の狐(きゅうびのきつね)
尻尾が9本生えた狐。代表的な九尾の狐として、白面金毛九尾の狐が存在する。
天狐(てんこ)
1000歳を超え強力な神通力を持ち神格化した狐。
千里眼を持ちさまざまな出来事を見透かす力がある。
空狐(くうこ)
3000歳を超え神通力を自在に操れる大神狐。
天狐からさらに2000年生きた善狐が成るといわれる。
仙狐(せんこ)
善狐のなかで、1000年以上生きた狐のことで、中国における狐の分類。
関連作品
- 『封神演義』の妲己。
- 『幽遊白書』の蔵馬。
- 『GS美神』のタマモ。
- 『我が家のお稲荷さま。』の天狐空幻。
- 『うしおととら』の白面の者。
- 『サモンナイト2』のハサハ。
- 『大神』のキュウビ。
- 『犬夜叉の七宝。
- 『妖狐×僕SS』の御狐神双熾。
- 『ぬらりひょんの孫』の羽衣狐。
- 『緋色の欠片』の狐邑祐一。