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大乗仏教の編集履歴

2015-02-03 12:58:59 バージョン

大乗仏教

だいじょうぶっきょう

大乗仏教とは、仏教の潮流の一つである。

サンスクリット語でマハーヤーナといい、「大きな乗り物」を意味する。『北伝仏教』とも呼ばれる。


釈迦ゴータマ・シッダールタ)が説いた初期仏教とそこから派生した部派仏教(現存する上座部仏教もこの一つ)と異なり、阿含経(アーガマ)に加え、大乗経典という独自の聖典お経)を持つのが特徴。


部派仏教を「小乗」(小さな乗り物)と蔑称するが、現在ではあまり使われないようになっている。

小乗と呼ばれたのは部派のうち「説一切有部」という説もあるが、菩薩如来にならず阿羅漢になり死後は救済活動を行わ(え)ないことも含めて「小乗」と呼んで否定しているため、大乗的には上座部(テーラワーダ)も「小乗」に該当することになる。

部派仏教からしてみれば、大乗仏教は仏説を捏造して色々主張しているに過ぎず、部派が「小乗」とするなら、大乗は「虚乗」にでもなるかもしれない。


部派と比べ、在家向き、容易な宗教、と見られることもある。実際のところ誰にでもできる行があるのは確かだが、一部の人間にしかできないハードな行や難解な教理も多く存在する。

能力に応じて幅広いニーズに答えている、というのが正確である。


大乗仏教の法門

念仏浄土教密教金剛乗

代表的な聖典

法華経 般若心経 浄土三部経 華厳経

分布する地域

日本台湾ベトナムチベットモンゴルカルムイクネパールブータンインド(現在インド新仏教が広まっているが、断見論をはじめ伝統説と異なる)

かつて分布していた地域

中国(ほぼ廃れている)

朝鮮(同上)

韓国(近年キリスト教が盛ん)

中央アジア(現在はイスラム教圏)

スリランカ(現在は上座部仏教圏)

東南アジア(上記二つと同じだが、名残は残っている)

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