概要
コブラにそっくりなアングィス・マスクルス(雄々しき蛇)と、メデューサのような外見のアングィス・フェミネウス(女々しき蛇)がいる。
保有する特殊能力は「亜空間を発生させること」で、対象となるアギトの力に目覚めた人間を上空に発生させたワームホールに吸い込んで時限断層へと誘い、“近くに高層ビルもなにもない空中から突然転落死させる”不可能犯罪を起こしていた。
アングィス・マスクルス
CV/柴本浩行
コブラに似た姿を持つ超越生命体。※メインイラストの怪人。
個体名の名称の意味は雄々しき蛇。
仮面ライダーギルスが初めて会い見えたロード怪人でもある。
スネークロードの共通能力として対象を“次元断層”へと吸い込んで、遥か上空から地面へと叩き落として殺害する能力を有する。
直接相手と対決する際は、『審判の杖』という名の杖を武器として用いて戦いに挑む。
なお、この杖に打たれた者はまるで毒蛇にかまれたかのように運動・知覚神経麻痺に落ち死に至る。
葦原涼の恋人である片平真由美に狙いを定めた際にそれを阻止せんとするギルスとの戦闘に突入し、『デモンズファングクラッシャー』で頭部を噛み付かれ、たまらず逃走を図るが工場現場で追いつかれ、『ギルスヒールクロウ』を受けて爆死した。
アングィス・フェミネウス
毒ヘビに酷似した姿の超越生命体。 個体名の意味は“女々しき蛇”という事からも分かるように仮面ライダーアギト初の女性怪人。
同種族のマルクスと同様の能力のほかに突風を巻き起こす能力を有しており、頭部になびく無数の蛇の髪の毛はそれ自体の一つ一つが意思を持っており、「周囲の様子を本体へと知らせる」という役割を持っている。
撃たれた者を徐々に体が石のように硬直して最終的には心臓を静止させて死に至らしめる『邪眼の鞭』と呼ばれる武器を携帯しており、直接的と対決する際に用いる。
神社でアギトがマスクルスと交戦中に突如として出現し、彼らの支配者である子供の姿をした闇の力の見守る中、マスクルスの助太刀に入るも形勢が不利になったため、突風を巻き起こしていったん逃走。
その後、超能力者を次々に襲撃していたが、駆けつけたアギトとその場へ駆けつけたG3と再び交戦。その最中に頭部の蛇を切断されたため、撤退を余儀なくされる。
その後、闇の力に助けを求め、傷の回復を懇願するが拒否されたため、偶然その場に通りかかった彼の生みの親ともいえる三雲咲子を腹いせに殺害するが、この行為が彼の逆鱗に触れてしまい、最後は「死ね、自らの手で」と冷たく言い放たれた後に闇の力によって肉体を操られ、自身の爪を腹部に突き刺し、黄色い光の粒子となって消滅した。
余談
外見がコブラとメデューサにソックリなのは、『仮面ライダーV3』に登場するマシンガンスネークと、漫画版『仮面ライダー』に登場したコブラ男のパートナーである蛇姫メドウサへのオマージュと思われる。
アングィス・フェミネウスは後にハイパーバトルビデオにも登場。再生怪人の出てこれる設定ではないのだが…。