概要
ティーターン(タイタン)神族。二代目主神クロノスの妻である大地母神。
子にゼウス、ポセイドン、ハーデス、ヘラ、デメテル、ヘスティアのギリシャ神話を代表する六柱の兄弟姉妹がある。
神話
夫のクロノスがレアーとの間の子供達を飲み込んだ時は、それを嘆いたレアはクレーター島に行き、
ゼウスを生んだ。生まれたばかりのゼウスの代わりに産着に包んだ石を飲ませ、ゼウスをガイアに託し、
クレーテー島のニュンペー達とアマルテイアとクーレース達に預けて育てさせた(ポセイドンも仔馬を代わりに飲ませて助けたともいわれる)。
ティーターノマキアーの際はヘーラーを守るためにオーケアノスとテーテュース夫婦に預けた。
その後もレートーの出産に立ち会ったり、ハーデスがペルセポネをさらった際にハーデスとデメテルの争いを調停したり、ヘラに迫害されたディオニューソスを助けて密儀を授けたりしている。
その象徴はライオン、鳩、オーク、松、小塔冠(塔の形をした王冠)、豊穣の角。夫のクロノスがローマ神話のサートゥルヌスと同一視された事から、後にサートゥルヌスの妻オプスと同一視される。
小アジアのプリュギアに由来しローマでも長年に渡り崇められた大地の女神キュベレーと同一視されることもあったが、キュベレーはキシュ第3王朝の女王ク・バウの神格化である為、地中海文明時代より崇拝されていたレアーとは関係が無い。年代的にアッカドの大地母神ベレト・イリー(シュメールのニンフルサグ)と同一神である可能性が高い。
歴史
レアの歴史は、紀元前三千年前からクレーター島を中心に地中海文明(エーゲ文明)まで遡ると考えられている。地中海文明で崇められていた神々の中の最高神は、多くの古いアジアの信仰の最高神と同じく女神であり。大地の女神にて植物や豊穣の女神であり、万物の母であった。 その固有の神名は伝えられていないがクレーター島でレアーと呼ばれ信仰されていた事がわかっている。これが彼女の起源と考えられる。
関連タグ
曖昧さ回避
Leah
- 旧約聖書の登場人物。
- 欧米系の女性名。上から由来する。
Rare
Reah
失われた国イースで祀られていた二柱の女神の一柱。
画像ではイラスト右上。
分類待ち・分類不能
- かにひら氏の3Dオリジナルキャラクター。→レア様
- 『BLACK/MATRIX 00』の登場人物。