「規格外の奇跡――ドレッドノートの誕生だ」
概要
モンスター・コレクションのグループSNEが開発、KADOKAWAが販売・プロモーションを行うトレーディングカードゲーム(TCG)。
モンコレと異なり、アクエリアンエイジのような現代伝奇風の世界観となっている。
世界観
全ての神話にはただ一つの《原典》が存在した。各地に残る諸神話はその残滓である。
後世、脳を操作する技術を得た人類は脳科学実験により、その《原典》の存在を知る事になる。
最初の成果は脳内の情報を実体化させる能力者の誕生であった。
多くの人々が認知し、それでいて人によって認識が異なるもの、それが実体化の条件であった。
彼らはその能力により、感情、五感、そしてそれによって捉えられる匂いや、光や音、さらに炎や氷、雷といったより実体的なものを生み出した。
研究の末、それら全てを備える最も興味深い存在が見出される。神である。
神話上の存在そのままの、強大な力を持つそれは規格外の存在(ドレッドノート)と呼ばれた。
神々をも在らしめる情報の因子「SI素子」そしてそれらを扱う「神醒学(Alcalogy)」、これを修め操る「神醒術士」たちは今や世界情勢を左右する存在である。
勢力
八幡学園都市
日本神話を使用する勢力。シンボルカラーは赤。所在地は日本の関西地方。神醒学の研究者と学び手が集う、三都市に跨って広がる巨大都市区画。
学問と修練の場であることから、それを望むあらゆる思想・スタンスの人間が集まる。
そのため組織としての結束は緩いが、それは逆に言えば束縛やしがらみが乏しいということでもある。
I2CO
アメリカ合衆国中心に分布する国際機構。使用する神話はギリシャ神話。シンボルカラーは青。
アメリカ領海内を移動する空母「オメガブルー」が拠点。「第一代行官」を頂点とするトップダウン式組織。
相互の連帯を重んじ、なおかつ上下関係の明確な組織体系は、多国籍・他宗教の構成員を纏め上げる事に適している。
salomo
ドイツに本部を置く魔術結社。使用する神話はアブラハムの宗教をはじめとする悪魔全般。シンボルカラーは黒。名前のsalomo(サロモ)とはソロモンのドイツ語形である。
無害を装っているが、裏では非人道的な研究・実験を行っているとも噂される。他勢力から探りを入れるために送り込まれた人材も行方知らずになっているようだ。
本部も支社も拠点は地下に作られている。特に海外の支部は文化的な価値の高い場所に作る事で追及の手を避けている。
リグ・ヴェーダ
インドに本部を置く宗教団体。使用する神話はインド神話。シンボルカラーは黄。ヒンドゥー教最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の名を冠する組織だが、ここでグルジー(導師)と仰がれるのは高位の神醒術士である。
恐らく新興宗教。インド人と外国人のハーフがメンバーとして活躍する点もインド教系新宗教と共通する特徴である。
諸勢力の中でも脅威度の少ないグループ。宗教団体として集会や奉仕活動を行い、あらゆる他勢力に不干渉の姿勢をとる中立的組織である。
登場人物
八幡学園都市
I2CO
マルコ・ベイカー アリス・フィフティベル アルフレド・イースター 敷島ヒカル
salomo
大堂ヴォルフ レオナ・メリタ エイリッヒ・ダルマイヤ 星雄ゲルダ
リグ・ヴェーダ
パドマ・アステラス 常盤シャンティ 王塚シダルダ 岳田リツコ