概要
『THE WORLD』という架空のネットゲームを舞台としたメディアミックスプロジェクトである.hackシリーズ第1期の中核を成す作品で、大抵は「無印」と呼ばれている。ハードはPS2。
全四部作構成となっており、主人公のカイトは冒険の途中で『THE WORLD』からの未帰還者となった友人を救うために、手に入れた仕様外の力を駆使してゲーム内で起こっている異変へと挑んでいく。
また、続編である.hack//G.U.に本作のセーブデータをコンバートでき、こちらのデータをコンバートした状態でG.U.本編をスタートするとちょっとしたオマケ要素が発生する。
タイトル
- Vol.1 感染拡大
- Vol.2 悪性変異
- Vol.3 侵食汚染
- Vol.4 絶対包囲
登場キャラクター
パロディモード
各vol.にてゲームクリア後にプレイ可能となるモード。本編の台詞、メール等がギャグ調に差し替えられたものであり、本編同様フルボイスで進行する(サブイベントなど本筋以外の台詞はそのまま)。サクサク進行出来るように初期レベルが本来よりも高い状態から開始する。
本編のシリアスさをブチ壊しにする展開や下ネタ、電波系の台詞の数々が特徴だが、終盤で伏線を回収する形にもなっており、一つのストーリーとしてもまとまっている。脚本は本編と同じく伊藤和典。
また、作中の用語が別の名称で定着している場合もある。例を挙げれば「データドレイン」は「奥義暗黒吸魂輪掌波」。「ゲートハッキング」は「超次元霊界航法」。「ウィルスバグ」は「Uノザワシン」。「ネットスラム」は「ゴミ溜め」など。