アメコミ(G1)
ドリームウェーヴ・プロダクションズの『Transformers: War Within: The Dark Ages』の『Fragmentation』にて初登場。
本名はメガトロナス・プライムと言い、プライマスがユニクロンとの戦いに備え、最初に生み出した原初のトランスフォーマー「最初の13人のプライム」の一人である。
エントロピーの守護者であったのだが、ある理由から悪に堕ちてしまいザ・フォールンと呼ばれる様になった。
実写映画
以下、リベンジ重大ネタバレ注意
CV:トニー・トッド(吹:木村雅史)
実写映画2作目『トランスフォーマー リベンジ』(原題:Revenge Of The Fallen)にて登場。フォールンとも。
「プライム王朝」に君臨した7人(小説版では13人)のプライムの一人である原初のトランスフォーマー。メガトロンの師匠にしてディセプティコンの創始者である。
本名はメガトロナス・プライムで、メガトロンは師である彼に因んで今の名を名乗っている。
紀元前17,000年、太陽を破壊してエネルゴンを生成するため兄弟たちと共に地球に来訪した。だがすでに地球では人類が誕生しており、兄弟達は「生命体のいる星は滅ぼさない」というルールに従い計画を見送ろうとするも、人類を見下すフォールンは離反してディセプティコンを創設、後のトランスフォーマー同士の戦争の元凶となった。
その後も恒星破壊装置の鍵である「マトリクス」を探すためジェットファイアーなどシーカー達を地球に潜り込ませ、自身は土星に落ちた戦艦の中で総指揮官の仕事をしていたが、オールスパークの情報源がサム・ウィトウィッキーの頭脳に記憶されたこと・自身を滅ぼす脅威となるオプティマス・プライムの死をきっかけに再び自ら地球侵略に乗り出した。一度はマトリクスを奪い装置を起動させかけたものの、復活したオプティマスに装置は破壊され、自身も死闘の末、顔をはがされた挙句にスパークを握りつぶされ絶命した。
飛来した地がエジプトだったことなどからか、古代エジプトのファラオを彷彿とさせる外見をしており、武器の槍もファラオの司教杖を思わせる形状をしている。またエスパーでもあり、テレポートや念力なども使いこなせる。
劇中で変形するシーンは無かったが、玩具ではエイリアンジェットに変形する。
声を担当したトニー・トッドは、3年後に『プライム』でドレッドウィングの声を担当し、吹き替え版の木村は『ギャラクシーフォース』にてメガロコンボイの声などを担当していた。
トランスフォーマーアドベンチャー
以下、アドベンチャー未放送分重大ネタバレ注意
CV:ギル・ジェラード(吹:立木文彦)
シーズン1最強の敵メガトロナスとして登場。ドリルやミサイルなどを備えたエイリアンタンクに変形する。
元々はユニクロンとの戦いの為にプライマスが作り出した「最初の13人」の一人で、12人目の兄弟にあたる人物(G1シリーズや実写版とは異なる存在)。
ユニクロンの必殺技「カオスブリンガー」に対抗しようとダークエネルゴンで作った最強の兵器「レクイエム・ブラスター(Requiem Blaster)」を同じ「最初の13人」の一人のソラスプライムに開発させ、ユニクロンとの戦いでは勝利を収めた。
その後、優れた戦士でありながら力に溺れて堕落し、ソラスを殺害して「ザ・フォールン(堕落せし者)」となってしまった。
殺害までの経緯は小説『Transformers: Exiles』などでも詳細が描かれている。
ソラス殺害の罪で異次元空間に幽閉されていたが、アルケモア号墜落をきっかけに活動を再開。「The First Decepticon(最初のディセプティコン)」を名乗ってスチールジョーと接触し、異次元空間から脱出してクラウンシティの天使像の前に降臨を果たす。
地球を与える事を条件としてスチールジョー達に協力させていたが、メガトロナスの真の狙いは地球にあるユニクロンのスパークとサイバトロン星にあるプライマスのスパークを同時に掌握する事であり、誑かされていた事に気付いたスチールジョーを激怒させた。
(余談であるが前作『プライム』のメガトロンも同様の構想を持っており、『ビーストハンターズ』でショックウェーブにオメガロックを再建させたのもその為であった)
オプティマスの機転により野望を挫かれ、オプティマスを嬲り殺しにしようとするメガトロナスだったが、ディセプティコンハンターをプライムソードに変形させたことでパワーアップを遂げたチームバンブルビーのチームプレーを前に敗北、ディセプティコンハンターの熱線で敢え無く消滅した。
戦闘力は高く、スチールジョーを軽くいなし、グリムロックの巨体を片手で放り投げ、『ビーストハンターズ』からさらなるパワーアップを遂げたオプティマスをも苦戦させるほど。主な武器は両腕のブラスターとサイコキネシス、さらに巨大な薙刀や、手首を変形させたドリルなどがある。
紫をアクセントとしたカラーリングや屈強な体格はメガトロンと似ているが、バトルマスクを展開した時の顔や棒術、サイコキネシスなどは実写版フォールンを意識している。
また悪役を誑かして利用する立ち回りは、実写版『リベンジ』におけるメガトロンとフォールンの関係をオマージュしたものになっている。
TFWikiにて「Kitty ears of doom(破滅のネコミミ)」などと書かれたとおり、頭から突き出た二本の角が特徴的で、この角の付け根が展開してバトルマスクとなる。
顔自体がデ軍のマークとよく似ており、上述の台詞と併せて前作『プライム』でメガトロンが結成したディセプティコンとの関連が示唆されている(実際プライムでも、メガトロンは自身の名をメガトロナスに因んでつけたこととなっている)。
トランスフォーマーと言えば、アニメ本編よりも先に玩具でデザインがネタバレするのが通例だったが、メガトロナスは玩具が流出するよりも先に日本版のOPでシルエットとして登場していた。
吹き替えを担当した立木氏は『ザ・リバース』でサイクロナス、『ダークサイドムーン』でディーノの吹替えを担当した。また、『リベンジ』でフォールンを演じた木村雅史氏も、本作ではテラショックの吹替えを担当した。