データ
- 別名:宇宙鶴
- 身長:1.6~52m
- 体重:80kg~2万2千t
- 出身:外宇宙
- 人間態:桜井浩子
概要
宇宙で一番美しい(デザイン(特に顔)はあまりそうは見えないが…)といわれる純白の羽毛を持った宇宙怪獣。
その姿(?)だけではなく心も優しく、温厚な性格の持ち主で、地球人への変身能力も兼ね備えている。
その目麗しい(個人的な主観か、宇宙人の彼らからして見たら美しいかのいずれか)外見を気に入ったマグマ星人(第1、2話に登場した同一人物とも別人とも諸説あり)にしつこく求婚を迫られるも(何を考えているのだろうか…)、星人達の数々の悪行三昧を知る彼女は頑なにそれを拒み続け、地球まで逃げてきたが、星人により足を負傷してしまう。
その時は偶々パトロール中であったゲンに星人を追い払ってもらい事なきを得ることができ、足に刺さった針は、これまた偶然ハイキングにやって来ていた自転車屋の大熊親子に助けてもらい、その恩を返すために「星村かな子」という女性に化身して自転車屋に現れ押しかける形で従業員となる。
そして夜な夜な自身の羽で風車を制作し、これを子供たちに配ってゆく。
この風車には自転車の前部につけるとスピードが増すという不思議な力があり、たちまち大人気となるが、彼女を追い掛けてやって来たマグマ星人に子供たちが次々に襲われるという事態を招く事となってしまう。
この事をゲンから告げられた彼女は宇宙へと変える決心を固め、自ら大熊親子に自身の正体を告げた後、彼らに別れを告げ宇宙へと帰ろうとしたその時、彼女を亡き者にせんと星人の襲撃を受けるがレオに助けられて無事に宇宙へと帰ってった。
なお、去り際に沢山の風車を子供たちへと残していっている。
また、レオに対しても(同一人物かは不明だが)故郷の仇であったマグマ星人をこの手で倒すという最高の贈り物を残していった。
余談
- 演じた桜井浩子氏は、『ウルトラQ』の江戸川由利子役、『ウルトラマン』のフジ・アキコ隊員役でお馴染み。一方の自転車屋の店主:大熊シンジ役は、同じく『ウルトラマン』でハヤタ・シンを演じた黒部進であり、ファンにとっては嬉しいキャスティングとなった。
- これを踏まえ、後年制作された映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、ハヤタ・シン/アキコ夫妻は自転車屋を経営しているという設定になっていた。
ウルトラ怪獣擬人化計画
デザイン担当はまめっち氏。
原作でもメスの怪獣という設定であった為、ある意味一番違和感のない擬人化と言える。
頭の冠や両腕の翼の羽根などにモデルとなった鶴の意匠が見て取れる。
上記の画像では描かれていないが、雑誌に掲載されたイラストでは、トレードマークの風車もしっかりと描かれていた。
一方で、水着を連想させるような非常に露出の多い衣装にピンヒールのロングブーツと、あのエロ…エレレキングにも匹敵するほどの大変けしからん恰好をしている。しかも、そんな大胆な衣装をばっちり着こなすほどのモデル顔負けのプロポーションの持ち主。
これならマグマ星人が血眼になって追い回すのも納得である。