概要
トガリネズミ目(モグラ(食虫)目)・モグラ科に属する哺乳類の総称(分類については後述)。
モグラは大きなシャベル状の手で地下にトンネルを掘り、その中で生活して、ミミズなどの地中動物を食べる。鼻がとがっているため、鼻先にものが当たるとそれが食えるか食えないかを0.02秒で判別し、0.1秒で食い殺す。
上記の通り肉食性で、数時間餌を抜くだけで餓死してしまうほど食欲が強い。植物には目もくれないものの、畑に入ると土を掘り荒らして穴ぼこだらけにしてしまい、痩せてしまうため農家では害獣扱いされる。
ラオスでは食用にされることもある。
誤解
漫画などでは見る間見る間にボコボコモグラ塚が出来たりするがアレは嘘っぱちであり、実際のモグラの地中巡航速度はカタツムリの歩みより遅い。
昔は「土の中で暮らしているため、太陽の光に当たると死ぬ」などと言われており、モグラの絵には必ずと言っていいほどサングラスが描かれていたりしたものだが、今では迷信だと断定されている。モグラは長い地中生活に慣れて目が退化してしまったため、いくら光を当てていても眩しいとすら感じない。さすがに浴び続ければ日射病で死ぬが、光を浴びただけで死ぬというのは間違いらしく、まして烈車戦隊トッキュウジャーでやっていたようにトンネルにライトを当てれば眩しすぎて地上に出てくるなどということはありえない。実際研究所等では世話や観察のしやすさから金網でできた宙吊りのトンネルで飼育されており、幼児向けの本にも載っている。
日光に当たって死んだと思われている姿は、実は縄張り争いに負け巣を追い出された結果、餓死してしまったというのが、本当の所だとされている。
分類について
かつてはモグラ目(食虫目)でしたが、ハリネズミの仲間は新設された目(ハリネズミ目)に変更されたほか、モグラ・トガリネズミの仲間はトガリネズミ目に変更され、モグラ目(食虫目)自体が廃止された(その代わりに真無盲腸類として扱われる事になる)。