分類について
かつては食虫目(モグラ目)が存在していたが、最近ではハリネズミの仲間は新設された「ハリネズミ目」に変更されたほか、モグラ・トガリネズミの仲間は「トガリネズミ目」にと研究の進展により解体され、食虫目(モグラ目)自体が分類群として使われなくなった(その代わりに真無盲腸類として扱われる事になる)。但し、この関連記事では、便宜のため、敢えてかつての分類である食虫目(モグラ目)に属する動物たちとして説明する。
食虫目(モグラ目)から独立した科
これまで食虫目(モグラ目)に分類されていたテンレック科とキンモグラ科、そしてハネジネズミ科は、DNAの研究等により、食虫目(モグラ目)の動物達とは別の大陸で進化してきたのではないか、ということが明らかになってきた。そこで、体の作りでは共通する点が多いものの、独立したグループにすべきだという考えが有力になりつつある。
概要
この仲間は昆虫やクモ、ミミズを主に食べる、原始的な性質を共有する雑多なグループである。鼻は細長く、ギザギザの小さな歯が沢山ある。いろいろな環境に、体のつくりが少しずつ違う種が住んでいる。
食虫目一覧
現在は2亜目・4つのグループに分けられる。ユーラシア、アフリカ、北アメリカ等に広く分布している。