「これで暗黒の聖夜(イブ)』が完結する!」
概要
スパイダー型ロイミュード024が進化して誕生した上級ロイミュードの一人。モチーフは電線、発電機(トランス?)で頭部には科学者の老人の様な意匠も見られる。部下としてバット型ロイミュード103とコブラ型ロイミュード037を引き連れている。
普段は発明家のおじさんとして社会に溶け込んでおり、子どもたちの壊れた玩具を直すなどしていた様子。姿のモデルとなった人間はSF作家の美波護郎という人物だが、彼は3ヵ月前に病気で既に他界している。
その名通り電気を操る能力を持っており、放電攻撃や帯電パンチ、そして局所的な落雷を発生させて攻撃することや磁力を用いて乗用車を持ち上げて投げ飛ばすなどの攻撃を行うことが出来る。
美波の姿を借りて社会に潜みつつ、何らかの実験の為に街中から電気を奪っていたが、実験最中の事故で電気が逆流して梶北(悪意的な名前だが気にしてはいけない)邸他数件でボヤ騒ぎが起こり警視庁特状課に察知され、ドライブと交戦し037を倒されてしまう。存在を感付かれた事でチェイスに警告を受け街を離れることを決意するが、正体を輝彦少年に目撃されたため、製作していた機械に幽閉。機械から制御装置を外して電気を逆流させ、大規模火災を引き起こすと共に輝彦を始末しようとするも、その非道な目論見に冷静な怒りを発露した泊進ノ介が変身したタイプテクニックにより機械は無力化され、タイプテクニックグラビティによる必殺技の前に爆死した。
しかし死の間際に「ボクは死なないよ…」と謎の言葉を残しており、実際にそのしばらくした直後、彼に似た人間態の人物が、複数市民に目撃されるという謎の現象が起きる事となる。
実は先の装置の制御装置には自身のデータを潜ませており、装置に仕掛けられていた時限装置が作動し、大量の電気を得る事でボルト・ゴーストとして最誕する事となる。
さらに、彼が製作した制御装置のパーツが103によってハートの元へ届けられ、ハート曰くボルトからのプレゼントと評していたことから、この装置にはまだ何か秘密が隠されているようだが…?。
ボルト・ゴースト
第11話(人間態では第10話から)に登場。
制御装置に保存されていたボルト・ロイミュードの残留データに一定量の電力を送り込む事で実体化したボルト・ロイミュードの最誕した姿(ただし、ボルトとは別の人格である様子。頭が損傷しているなど若干の違いがあり、人間態も服装が白スーツに変化している)。
美波護郎の未完に終わった小説『暗黒の聖夜』を現実のものにしようと再び暗躍を始め、下巻の舞台に適した場所で大停電を起こす。スパイダーバイラルコア(と自動車数台)を取り込んで大蜘蛛となり霧子を襲うも、謎の戦士に防がれた挙げ句トライドロンタイプテクニックに全ての脚をもがれ元の姿に戻ってしまい、最期はドライブのスピードロップで倒された。
だが、ハートに届けられたパーツは実はメディック復活の電力を得るものに必要不可欠な重要アイテムであり、装置に貯えられた大量の電力は彼女の復活に使用され、ハートとロイミュードの悲願達成を一歩前進させる事に成功した。
なお、彼の企てた大規模な陰謀や、その裏で密かに進められていたメディックを復活させるための二段構えの作戦等々の功績からハートからはロイミュードの英雄として湛えられていた。
備考
電気を操る能力はロボット刑事のカミナリマンやデンネツマンを思わせる。
また、背部のテスラコイルはウルトラマンギンガに登場したサンダーダランビアを髣髴とさせる。
子供を作戦に利用している、発電機をモチーフにしているという意味では『兄弟拳バイクロッサー』に登場したカミナリオンもモチーフかもしれない。
後にスーツは第23話に登場したシュート・ロイミュードへ改造された。
関連項目
鳴海荘吉:人間態の服装が酷似している。因みにあご氏は仮面ライダーWにも床屋役で出演した事がある。
電気眼魔:モチーフが同じ。