概要
2002年7月13日公開。無印シリーズの劇場版は本作が最後となる。
ストーリー
世界で一番美しく歴史のある水の都<アルトマーレ>。そこでサトシたちはポケモン水上レースに参加する。そこへ少女‘ カノン’に変身した「ラティアス」が現れ、サトシたちは秘密の庭へと導かれる。秘密の庭を守る ‘ボンゴレ’や、本物のカノンと出会い、この庭と秘宝「こころのしずく」の話を聞かされる。しかし、秘宝を狙う怪盗姉妹‘ザンナー’と ‘リオン’がラティオスをとらえ、こころのしずくを奪ってしまう。アルトマーレに隠された封印は解かれ、やがて大津波が押し寄せてくる。サトシとピカチュウは、ラティアスとラティオスは、この危機をどう乗り越えるのか!?(公式サイトより引用)
その他
ポケモン映画歴代最低興行収入記録所持作品(※2014年まで)
アニメシリーズ無印期の最後を飾った作品で、それまでのピカチュウ・ザ・ムービーから趣を大きく変更した(公式でハートフルストーリーと謳う唯一の作品)。外地ロケが行われた初の作品であり、またアコーディオン奏者のCoba氏や宮沢和史氏を招くなど、音楽面にも非常に注力された作品であった。また、日本アカデミー賞にもノミネートされた。
しかし。作風が主要な観客層のニーズと合致しなかったのか、あるいは時代の流れだったのか、
ハリーポッター第一作やスターウォーズ、スタジオジブリ作品など超ド級のライバル達がせめぎあっていた為か、観客動員数、及び興行収入に関しては、歴代ポケモン映画の中でも、下から数えた方が早い所に位置する(動員250万人、興行収入26.7億円)という一面も。
- 元より「ピカチュウ・ザ・シリーズ」は第一作目より年々動員数が減少していたのだが。
本作以降、ポケモン映画は「幻のポケモンの劇場配布」など、特典を押し出した新戦略に基づく展開により、動員数を盛り返すことに成功している。
なお、本作が記録・保持することになってしまった「ポケモン映画の歴代最低興行収入記録」であるが、
本作公開から13年後の2015年。第18作目の「光輪の超魔神フーパ」が26.1億円という記録で、これを更新してしまっている。奇しくも、歴代一豪華な作品であり、ラティ族が再出演になったのだが…。
類似作品?
本作は全体的に2001年公開のディズニー映画、「アトランティス ~失われた帝国~」とよく似ている(「アトランティス」は本作以上に、もっとよく似ている作品が存在する・・・。) もっとも、公開時期が近いことから、「アトランティス」からの少なからぬ影響は、あるのかもしれない。
予告詐欺
初期の宣伝で「『こころのしずく』が、伝説のポケモンを呼び覚ます」とあったが、実は彼らの事なのかもしれない・・・。
ちなみにポケモン映画における予告詐欺は、割とよくあることである。いい加減にしろ!!!
ゲスト伝説ポケモン
ゲストポケモン(非伝説)
- プテラ&カブトプス - ゾンビのような、いわゆるアンデッド的存在であり、通常よりも大型、かつ白目で能力も高い。悪人が利用しなければ、防衛システムの一環として活躍していただろう。・・・オムスター?オムスターがいない?オムスターェ・・・。オムスターは泣いていいよ。
ゲスト
関連タグ
- 主要:ポケットモンスター/劇場版ポケットモンスター
- 関連ロケーション:ヴェネツィア
- もしかして(類似作品関連):ブルーウォーター(ふしぎの海のナディア)