『namco×CAPCOM』(ナムコクロスカプコン)は、2005年にカプコンの許諾の元、モノリスソフトが開発し、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)から発売されたPS2専用のシミュレーションRPGである。
ナムコとカプコンのキャラクターが競演するSRPGであり、登場キャラの出典元である原作ゲーム単品のイラストにも付加されることが多い。正式な英字表記よりもカタカナ表記の「ナムコクロスカプコン」や略称の「ナムカプ」の方がヒット数は多い。
なお、商品上の正式な英字表記は「namco×CAPCOM」で「ナムコ」の英字が小文字表記であるが、全て大文字で統一した「NAMCO×CAPCOM」表記も用いられているため英字表記のタグに若干のゆれがあるものの、どちらも同一タグとして統一されている模様。
概要
ナムコ、カプコン双方の新旧キャラクターが計200人以上も登場するクロスオーバー作品。ディレクターの森住惣一郎とプロデューサーの石谷浩二は、両者ともかつてバンプレストで「スーパーロボット大戦」シリーズに関わっていたこともあり、原作作品からのゲストキャラクターとゲームオリジナルの主人公の競演といった点や、ゲーム自体の世界観、シナリオやシステム面、オリジナル主人公のデザインやキャラクター性などに色濃く影響が表れている。
余談ではあるが、クロスオーバーのお祭りゲーらしく色々な小ネタがシナリオやキャラのセリフなどあちこちに仕込まれているのだが、だれが得をするのかというぐらいマニアックだったりする。具体的には、平気でゲームブックネタが使われてたりとか。
ストーリー
かつて「ゆらぎ」をもたらし世界に混沌を招こうとと企んだ組織「逢魔」とそれを阻止しようとした政府直属の特務機関「森羅」との戦いは、森羅の側の勝利に終わった。
10年後。20XX年渋谷にて、防がれたはずの「ゆらぎ」が発生し、様々な異世界が繋がり、それぞれの世界で倒されたはずの悪役たちが次々と復活し、世界を混迷の影が覆っていくことになる。「森羅」に所属するエージェント、有栖零児(ありすれいじ)と小牟(シャオムウ)は、「ゆらぎ」の真相を追う中で様々な異世界へ迷い込み、その地で活躍した英雄たちや戦士たちと出会い、協力しながら事件の背後にいる黒幕を追ってゆくことになる。
登場人物
参戦作品一覧
ナムコ
ゼノサーガシリーズ
ソウルキャリバーシリーズ
鉄拳シリーズ
カプコン
ヴァンパイアシリーズ
ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE
ストリートファイターシリーズ
ファイナルファイトシリーズ
魔界村シリーズ
ロックマンDASHシリーズ