あらすじ
火星に向けて出発したアネックス1号は、その途中突如発生した謎のエンジントラブルにより、「とりあえず最寄りの星に着陸する」というマジで緊急なプランである『プランΣ』を決行。どこか地球とよく似た謎の無人星に不時着する。
しかし不時着直後エンジンの修理には40日以上かかることが判明。艦長の小町が下した決断は
「この星でしばらく・・・休暇とします!!」
「えーっ!?」
かくしてこの正体不明の星で(半ば強制的に)突然の休暇を与えられた乗組員達だったが、何故かこの星にもテラフォーマー達が・・・!?
概要
週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画「テラフォーマーズ」のスピンオフギャグ漫画。作者は服部昇大で、となりのヤングジャンプやニコニコ静画で連載されている。
原作の緊迫感はどこへやら、タイトルの通り完全にキャラ崩壊レベルのギャグと日常に傾いた内容となっているのが特徴。そのため原作で碌に活用されなかった設定や呆気なく退場したキャラの出番等ネタも豊富で、本編の凄惨な描写や容赦ないキャラの退場に心折れたファンからは「もう火星は放置してこの星に移住しよう」「このままずっと休日を満喫しててください」と割かし好評だが、油断していると予想斜め上の発想と展開に腹筋を持っていかれる。
登場人物
注意!!:以下の記述には重大なネタバレや深刻なキャラ崩壊を含む情報があります。
- [[]]
日米合同第一・第二班
アネックス1号の艦長兼日米合同第一班班長。開始7ページでアロハシャツに浮き輪の装いで休暇宣言を発したある意味全ての元凶。
当初は比較的はっちゃけながらも締めるところは締めるマトモな部分もあったが、だんだんと気が緩んできて、最近ではスッカリタガが外れてしまっている。その暴走ぶりは最早容姿と相まって某死神代行の賑やか過ぎる親父である。
また酷くビビりなところもあり、自室にゴキブリ(通常)が出たときは椅子の背もたれに身を隠し錯乱して絶叫し(しかし当のゴキブリからは懐かれたのか、頭と左肩に乗られた)、ミッシェルにいきなりゴミを握らされた際は自分で手を開けることすらできなかった。
ちなみに姓名判断では全ての運が凶という酷いもの(単行本の補足でも「実際かなり酷い」と評された)。あまりの酷さからか「小町末吉」への改名を勧められた。
アネックス1号の副艦長兼日米合同第二班班長。当初は小町の休暇宣言に不満を抱いていたが、現在ではスッカリ周囲に毒され休暇を満喫している。
マルコスやアレックス、そしてテラフォーマー達と共に1話から温泉に入っていたところを覗いたのを始め、ことあるごとに絡んできてはトラブルを巻き起こす燈に対しては、殺意を抱くくらいにキレることもしばしば。しかしトレーニング中の小町に尊敬の眼差しを送る3人の前で前述通りゴミを握らせからかったり、ダンベルをもらった時は素直に喜ぶなど、普段は決してそこまで険悪な訳ではない。
小町の休暇宣言に歓喜し、修学旅行で羽目を外す学生よろしくはっちゃける三馬鹿その一。
ミッシェルの気を引こうとあの手この手でアプローチをかけるが、大抵不発に終わり、むしろ1話の覗きがバレてテラフォーマー諸共始末されかけたり、プロレスを「ヤラセ」と発して技の連続掛けで殺されかけたりと色々やらかして怒りを買うことが多数。そのせいでオイルダダの漏れ司令官よろしく何かある度にドバドバ汗をかいている。一方でツイスターやプロレスの練習でのラッキースケベに対しては頑張って自制しようとするなど、単なる性欲バカではない場面も。
ジャージの長ズボンを発見した時は、思わず「上半身どこ行った」と突っ込まずにはいられないような珍妙な姿を披露し、3人ではしゃぎ回った。
三馬鹿その二。3人の中でも特にスケベ魂を発揮しており、下着泥棒などエロ関係の事件では残り2人を巻き込んで真っ先に疑われるハメになる。
小町が採取したキノコでキノコ鍋にしようと提案した時には、加奈子が斧で割った薪の片割れが後頭部にクリーンヒットし気絶。その際一緒にあったトマトを潰したため加奈子が斧で殺したかキノコにあたって死んだかと周囲が騒ぐ中、目を覚まして2人と野球に興じていた(通称「マルコス死んでない事件」)なんてオチを飾ったこともある。
三馬鹿最後の一人。八恵子ともよく絡むが、(主に金銭絡みで)あまりろくな目にあわない。
かなりの野球バカでもあり、女子に野球しようと声をかけたり、テラフォーマーとの試合で乗り気になったり。
なお、彼ら3人は興奮状態になると「ヒェーイ!!」「フォーウ!!」と奇声を発し走り回りながら奇行を見せるが、その異常ぶりは八恵子に危険ドラッグの使用を疑われる程。
到着早々テラフォーマーに襲われ、胸をしこたま揉まれる。使うことなく出番を終えた人為変態(ヤドクガエルがベース。指先に吸盤ができ、舌が伸びる)も披露した。
本編同様小町に好意を寄せており、衣装を変えたり部屋の掃除をしたりと密かにアピールしている。一方で幼馴染2人(+α)の奇行にはドン引き気味。それ以外のメンバーを含む男子特有の空気に対しても、呆れた様子で冷めた目を向けていた。
寝癖ができて落ち込んだこともあったが、元々癖っ毛な為周囲の面々は区別がつかなかった。(単行本の挿絵によると、寝癖は上を向いて曲がったもの)
いつも着ている服に「SKNK」と書かれている。
金運のなさは相変わらずで、第三班の賭博会に混ざったところ大負けし、一晩で300万の借金を背負う羽目になった。(翌日アレックスを無理矢理協力させ、自身の能力を使ったイカサマでチャラにしたが)ただしアレックスにバッティングを習った際は何故か目を瞑って打った球がジャレッドや慶次の股間にピンポイントでヒットした。
何かと出番は多いが、下着泥棒騒動で被害に遭わなかったことにキレたり、侵入したテラフォーマーにスルーされて機嫌を損ねたりと某まな板系アイドルよろしく胸ネタでいじられる(ちなみに中の人はあちらだとそれこそ加奈子が暴走しそうなグラマラスなキャラを演じているほか、オペレーターを演じた作品のシリーズには火星が舞台になってたりゴキブリ愛好家がいたりと以外にネタが多い)。
またイザベラが拾ってきたダチョウの卵を布団にぶち込まれた際は「自分が産んだのか」と混乱し、背後に何か色々連呼しながらボコボコ殴ってきそうな感じのゆるキャラみたいな姿をした鳥の本能を具現化させ、天敵となりうる生物がベースのメンバー(アシダカグモのマルコス、スカンクの八恵子、オウギワシのアレックス、シャチのジャレッド)をことごとくぶちのめした。
良くも悪くも極度のマイペースで、尻を丸出しにされようが股間に打球が直撃しようがノーリアクション。
一応フラッシュモブでシーラを応援する案に真っ先に乗ったり西の全裸を見てニヤけたりと全くのノーリアクションな訳ではなく、アミリアの前でははにかむ一面も。