もしかして:SAN値
概要
ポケモンの強さ、主にステータスの数値を決定づける三大要素を指す。
いずれも直接には公式が数字を公表していないため、この数字を知る事がポケモンプレイヤーがポケモン廃人になる入門とも言われている。
ポケモンの三値
種族値
ポケモンの種族ごとに与えられている数値。
特殊分離前の初代ポケモン当時は攻略本で公開されていたが、第二世代以降は伏せられるようになった。HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの種族値合計が600の非伝説ポケモンは600族と呼ばれる。
種族ごとの素質を示す数値であり、ぶっちゃけフライゴンが劣化ガブリアスと言われている原因はこの数値にある。
第6世代では一部種族の種族値が変更された。
個体値
ポケモンの個体ごとに与えられている数値。
32段階方式で定められており、31(V)が最も高い。野生で同レベルの同じ種族を捕まえてもステータスが異なるのはこの数値が起因している。
HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さ全てが最大値のポケモンは6Vと呼ばれる。
個体ごとの素質を示す数値であり、その個体を選んだ時点で変更しようのない数値のため、対戦用に高い個体値を生み出すには育て屋に高個体値のポケモン同士を掛け合わせて引き継がせていく必要がある。このためVを多く持つメタモンはあらゆる場面で重宝された。第四世代(HGSS)からはパワー系、第六世代からはあかいいとに個体値を引き継ぎやすい仕様が加わった。
しかし特定の能力を30(U)にする事でめざめるパワーを相性補完に足る有用なタイプに調整したり、攻撃個体値を0にする事で混乱による自滅ダメージを抑えたり、素早さ種族値0+素早さが下がる性格にする事でトリックルーム下でも素早く動けるように調整するなど対戦では必ずしも6Vがベストというわけではない。特にめざめるパワーは6Vの場合タイプは物理・特殊共に投げ売り状態の悪であるため、サブにめざめるパワーが必須の種族には6Vにする価値はほとんどない。
第四世代のプラチナ以降はジャッジのおかげで個体値厳選がやりやすくなった。
第7世代ではすごいとっくんという初めて既存ポケモンの個体値を書き換えられる可能性の高い要素が確認されている。
努力値(基礎ポイント)
バトルでポケモンを倒す事で貯蓄される数値。ただしバトルフロンティアなどの勝ち抜き施設では適用されない。第二世代までと第三世代以降では計算方法が全く違う。
一つの能力につき252(第五世代までは255)が上限で、一匹のポケモンにつき510まで貯めることが出来る。
第二世代までは一匹につき65535が上限で全能力に限界まで降る事が出来た。
倒される側としては一匹につきもらえる数値は+1〜3まであり、大体+1が進化する種族の種、+2が非伝説未進化ポケモンと一進化後のポケモン、+3が二進化後のポケモンと伝説ポケモンである。振られる能力は大体倒されたポケモンの最も高い種族値に準ずる事が多いが、メタグロスのような例外もいる(攻撃が最も高いが、もらえる努力値は防御+3)。
パワー系を使う事で特定の能力に多めに振られたり、ジョインアベニューの道場やスパトレで野生ポケモンと戦わなくても振ったりする事が出来る。
かなり方法は面倒だがスパトレのまっさらバッグで努力値をリセットする事でそのポケモンがどれだけ努力値が振られていたか明確な数字がはっきり分かる唯一の要素(バッグを使った直後は努力値が0になっているため一旦ソフトをリセットする必要がある)。
関連タグ
三値以外にポケモンの強弱を左右する要素:特性 性格 性別(種族次第では進化出来ないものがいるため) どうぐ タイプ わざ(ポケモン) メガシンカ