遊戯王OCGに存在する種族の一種。
『死せざる者』の名の通り、ゾンビ、ミイラ、吸血鬼、白骨、悪霊、妖怪めいた存在等が主に属する。
また、有名な既存個体がリメイクされると大概闇属性かこの種族になる。
全103種中、地が21、炎が5、光が3、風・水が1であり、残る72種全てが闇。即ち大変属性が偏った種族であると言える。
種族統一デッキが一際強力であり、トーナメント出場も多く初心者から上級者まで幅広く楽しめる種族である。
本来はアンデッ**ド**と発音する方が正しいのだが、今更の指摘でコナミが動く筈など無いしどうでもいいじゃないか。
ちなみにこの表記の元ネタは原作漫画『遊戯王』でワイトを破壊された闇遊戯が「アンデット系カードではどうにも相手にならない!」と発言した事によるものと思われる。
タッグフォース6ではこの事をネタにしたデッキ名であるこれはアンデッ「ド」ですか?というデッキレシピが配信された。
漫画やアニメでの主要人物では原作漫画およびアニメ「遊戯王DM」に登場したゴースト骨塚がこの種族のデッキを使用しているほか、闇バクラもこの種族と悪魔族の混合デッキを使用している。
また、アニメ「遊戯王GX」のカミューラや「遊戯王5D's」の炎城ムクロ、「遊戯王ZEXAL」の表裏徳之助もこの種族の使い手であり、漫画版GXで三沢大地が使用した妖怪をモチーフとしたモンスターもOCG化の際にはアンデット族になっている。
主に用いられるアンデット族モンスター
ゾンビ・マスター
手札からモンスターカードを一枚墓地に送り、レベル4以下のアンデット族モンスターをフィールド上に特殊召喚する効果を持つ。
一ターンに一度という制限こそあれど、自身もレベル4である為手札が上手く揃えば序盤から最大4体のモンスターを展開出来る。
ネクロフェイス
相手のデッキを除外という形で削り取るという、風貌に違わぬおぞましいモンスター。
アンデット族を軸としたデッキデスに採用されていたが、近頃制限カードに指定されており、この手の構築は困難になってきている。
地獄の門番イル・ブラッド
アンデット族の上級デュアルモンスター。1ターンに一度、手札か何れかの墓地よりアンデット族モンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
但し基礎ステータスが低く、このカードがフィールドを離れると、効果で召喚したモンスターも軒並み破壊されてしまうというデメリットを抱えている。ただし、闇属性・アンデット族のデュアルモンスター故に、様々な闇属性融合モンスターになれるという個性もある。
馬頭鬼
ゴブリンゾンビ
何れも「墓地から除外しアンデット族を蘇生」「墓地に送られた時、攻撃力1200以下のアンデット族をサーチ」「自己再生可能なチューナーモンスター」という強力な下級モンスター。
これらのモンスターに上記のソンビ・マスター等といった蘇生カードも組み合わせて下級モンスターを次々に展開し、シンクロモンスターの召喚へと繋げていく【シンクロアンデット】と呼ばれるデッキが一時期大きく猛威を振るった。
特にゾンビキャリアはその自己再生効果に加えて対応する墓地肥やしカードが多いという点からアンデット族と無関係なコンセプトのデッキでも多く使われている。
そのため、この三種類のモンスターの内ゴブリンゾンビ以外の二種は制限カードに指定されたことがある。
ゾンビキャリアの制限はこれを専用チューナーとする三体のシンクロモンスターの展開をも困難にしていたが、この救済策として自身をゾンビキャリアと同じカード名のモンスターとして扱う効果を持つペインペインターが登場し、ゾンビキャリア自体も2014年2月に準制限カードに、2014年以降は無制限となっている。
アンデット族デッキ御用達のフィールド魔法。相手のアンデット族でないモンスターのアドバンス召喚を封じ、更にフィールド・墓地のモンスターの種族を全てアンデット族に変えてしまう。
アドバンス召喚や種族連携を軸とするデッキに対しては極めて有効と言える。アンデット族2体を素材とする融合モンスターの登場により、「超融合」と併せて運用するケースも見られるようになった。
デスカイザー・ドラゴン
三体存在していたアンデット族シンクロモンスターの一種(現在は不知火の登場などで、シンクロモンスターは増加)。ヘルカイザー・ドラゴンがアンデット化したモンスターであり、シンクロ召喚成功時相手の墓地からアンデット族を奪う効果を持つ。
真紅眼の不死竜
かの凡骨が愛用した伝説的ドラゴン族もアンデット化すればこの通り。
詳細は真紅眼の不死竜を参照。