概要
自らの身体に竜と同一の特性を持たせることのできる「滅竜魔法」を使うことのできる希少な魔導士であり、大きく3世代に分けられる。主人公ナツ・ドラグニルは第1世代に当たる。
本来滅竜魔法は、まだ人と竜が暮らしていた古の時代に、人間に自らと同じ力を持たせて敵対する竜たちへの対抗勢力にしようと目論んだ一部の竜が考え付いたものである。
しかし、人間の身体に竜の特性を持たせるのには限界があり、過度に滅竜魔法を使い続けると人間に戻ることすらできなくなる。その結果生まれたのが史上最悪の竜アクノロギアであり、彼はもともと人間だった。
現在の滅竜魔導士は、色々あってそういった完全竜化は防がれている。
総じて乗り物酔いしやすい体質なのが玉に傷。
滅竜魔法の特徴
スレイヤー系魔導士の最大の特徴は、己の属性に当たる物を喰らうことでそれを力とするということが挙げられる。例えばナツであれば、炎や爆風、熱エネルギーを放つ物体(マグマや溶鉄など)を食うことで火を噴いたりできるようになる。
本来、他の滅神魔導士や滅悪魔導士なども含めたスレイヤー系魔導士は自分の特性に見合った物のみをエネルギーに変えることができるが、一部の滅竜魔導士は、他の滅竜魔導士の捕食する物を喰らうことで、雷炎竜や鉄影竜などといったハイブリッド魔法を使うこともできる(とはいえさすがに自分自身の精製する物体は食えないようで、ナツによれば星霊魔導士が星霊を食うくらいあり得ないとか)。
特性ごとに技は異なるが、「○竜の咆哮」と呼ばれるブレス系の魔法を使うのは共通している。
滅竜魔導士の魔力が最高潮にブーストされると輝くオーラを放つドラゴンフォースと呼ばれる形態に変貌する。今の所、第2世代はこの力には目覚めておらず、ナツとウェンディは途中で習得したが、第3世代の双竜コンビは初登場時からいきなり使用している。
該当者及び世代
第1世代
竜に直接滅竜魔法を教わった魔導士。
名前 | 属性 | 特徴 | 該当する竜 |
---|---|---|---|
ナツ・ドラグニル | 炎 | 体温を上昇させ、全身から炎を噴き出す | イグニール |
ガジル・レッドフォックス | 鉄 | 全身を鉄のように硬く変形させる | メタリカーナ |
ウェンディ・マーベル | 天空 | 風を操るほか、回復や身体能力底上げなどの付加魔法 | グランディーネ |
第2世代
体内に魔水晶を埋め込むことで疑似的に滅竜魔法を使用する。
第3世代
竜から滅竜魔法を教わったうえで、自らの身体に魔水晶を埋め込んだ第1・第2のハイブリッド。
関連イラスト
関連タグ
アイリーン・ベルセリオン・・・滅竜魔法の本当の誕生の切っ掛けを作った人物。