虹の実
にじのみ
『トリコ』に登場する架空の果物。
概要
虹の樹にヤシのように生る巨大な果実で、1個900㎏は下らない。
形はトマトにも桃にも似ているがオパールのように七色に輝いており、あらゆるフルーツの味が凝縮したフルーツの王様。食べれば飲み込む前に幾度となく味が変わり、その果汁は一滴垂らしただけで25mプールの水がジュースになるとさえ言われており、なんと猛獣にかじられながらでも食うのを辞めない動物が…もうこれ麻薬だな。
非常に初期に登場したにもかかわらずトリコのフルコースの「デザート」に一発で選ばれた事から考えても、その味のレベルの高さがうかがえる。
実の価格は一個5億円。
500年前にはアカシアと弟子たちが自生していたものを取りに行く描写があったが、月日が流れるうちに野生種は激減。
物語開始時には既に絶滅したとさえ言われていたが、IGOの第8ビオトープにて栽培に成功した。これに引き寄せられる草食動物をカモにトロルコングが縄張りを作っていたのだが、美食會の画策でほぼ全て分捕られてしまった。数年後に再建した直後、今度は四獣・牙王襲来により壊滅してしまう（2年経過したグルメ界編にて再建された）。
その後、IGOではワインの醸造にも成功しているが、下戸の一龍は残念ながら飲めなかった。この時一龍はトリコが捕まえた食材の殆どを間違って覚えていたが、虹の実だけは正確に覚えていた。やはりルーキー時代に次狼や三虎と共に技を磨いていた思い出はそれだけ深かったのだろう。
前述の一件では小松がゼリーに加工して提供したが、トリコとリンの結婚式においてもフルコースデザートとして虹の実ゼリーが登場。中にはシャボンフルーツ、ビックリアップル、そしてあのドドリアンボムまで入っていた…。