概要
あまりにアレな漫画版とは異なり、ダークヒーローとしての魅力を突き詰めたバトルアニメとして大成されており、別に人類は滅亡しないし悪魔人間(デビルマン)は明以外出てこない。
あらすじ
ヒマラヤの山中で眠りについていたデーモン族は、人類殲滅のために最強の勇者・アモンを派遣することを決意した。アモンはヒマラヤで遭難死した少年・不動明の身体を乗っ取って日本に向かうも、明が身を寄せる家の一人娘・牧村美樹に興味を持ち、人類攻撃任務を放棄。デーモン族の王・魔王ゼノンは怒りアモンを呼び戻そうとするもアモンはこれを拒否。悪魔人間=デビルマンとしてデーモン族を迎え撃つ…。
漫画版との差異
- 根本の設定として、主人公の不動明は第1話でいきなり死んでおり、以降の明はアモンが勝手に体を乗っ取った姿に過ぎない。あくまで人格は「アモン」のものである。そのためOPでは「裏切り者の名を受けて、総てを捨てて戦う男」と謳われているが、勿論これは明ではなくアモンのこと。
- したがって悪魔人間もデビルマン(アモン)しか登場しない。
- デビルマンの身体は伸縮自在で、技も豊富。下半身もズボンではなくプロレスパンツ風。戦闘も体が大きくなるだけスケールも大きくなり、第2話のシレーヌ戦など、膝の高さが電柱を上回り、殴り合いの余波でビル群が崩落するほど。どこのウルトラマンだ。
- 原作では普通の高校に通っていた(と言う設定自体後付であり、連載中では明や美樹の年齢は公表されない)明と美樹が、本作では小中高一貫校に通っている。
- 飛鳥了は出てこない(アニメにも出そうという案自体はあった)。
- デーモン族の中で、裏切り者を抹殺するためのアサシンは「妖獣」という呼称がなされており、基本的にデビルマンが戦うのはこいつら。
余談
- とんねるずのコント『デビルタカマン』は基本的にこっちがモデル。
- 同じく東映動画でアニメ化されたマジンガーZともコラボしており、1973年には映画『マジンガーZ対デビルマン』が公開された。それを祝したのか漫画版『マジンガーZ』でも、主人公らが入る温泉にアニメ版デビルマンにソックリな彫像が登場している。
- 永井豪本人が番外編として漫画『デビルマン対ゲッターロボ』を描いているが、演出上デビルマンのデザインはパンツではなく(漫画版に近い)ズボン型になっている。
- OVA『CBキャラ』では明と合体する前のアモンがTV版デビルマンと酷似した姿で描かれている。
関連項目
闘神デビルマン:アニメ版のリメイク。