本項では漫画『NARUTO』に登場する組織・暁について説明する。
なお、タグとしては「暁」のほうが機能している。
しかしここ最近の傾向から「暁 NARUTO」として検索する事を推奨する。。
概要
10名の忍で構成されている謎の小組織(ペイン5体を含めれば15名となる)。
各国の抜け忍たちで構成され、構成員のほとんどが忍の里の影に匹敵する戦闘力を持つS級犯罪者である。これらの他に、幹部に命令を下す黒幕が存在する。
かつて大蛇丸が入っていたが今は抜け、その後ストーリーの進行とともに離反もしくは倒されていき構成人数は激減した。
うちはイタチの死後、木ノ葉隠れの里を潰すためにうちはサスケと手を組んだ。
現在の組織の重要任務は全ての尾獣を我が物とし金を集めること。それにより、各忍里に代わる忍世界初の戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的とされる。
メンバー1人に対し尾獣1体の捕獲のノルマが課せられている。尾獣9体のうちすでに7体を捕獲し、外道魔像に封印した(疾風伝では若干時期が異なる)。
またアニメ版イタチ新伝にて、忍刀七人衆の枇杷十蔵が暁の古参メンバーとして所属していた事が明かされている。
二人一組(ツーマンセル)での行動が基本らしく、構成員時の大蛇丸もサソリと組んで行動していた。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあり、当然離反者である大蛇丸の暗殺の視野に組み込まれていた。
しかし裏切りの区切りが曖昧なもので、飛段の前任者である人物が、角都の攻撃で巻き添え(実際は故意で攻撃し、殺している)を理由にペインからは、しばらく単独行動させるだけなどの処置しか行わなかった。また監視役のゼツからはその時の巻き添えシーンを映像として観せたが、逆にそれが、相棒へと不信感を抱くものには都合良く、大蛇丸からもそれに賛同したり、後にデイダラはイタチ暗殺を目論んだりなど、組織の一団の繋がりは真っ黒である。
暁の活動範囲は広く、戦争や暗殺、工作員としての活動など幅を利かせ、各里の汚れ仕事を引き受けていた。また雲隠れの里以外の里が暁と関わりがあるらしく、お互い影で戦力を削り合う中で、暁の知名度を広げ、組織を拡大していった。例に戦を忘れた湯隠れの里も暁を利用していた関与を持っている。
当然任務遂行した後は報酬が受け取れるらしく、任務の内容に見合った報酬が一員に渡されている。
またアニメにおいて暁の資金活動や、一員への依頼の受け渡しは、角都と飛段が受け持ち、奇襲活動はデイダラとサソリがそれに準じて活動する流れが見れる為、役割分担も課せられている。
容姿
黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。
額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。
また全員が漢字一文字刻まれた指輪をはめている。
メンバー一覧
名前 | 指輪 |
---|---|
ペイン(長門) | 零 |
小南 | 白 |
うちはイタチ | 朱 |
干柿鬼鮫 | 南 |
デイダラ | 青 |
サソリ | 玉 |
ゼツ | 亥 |
飛段 | 三 |
角都 | 北 |
トビ(うちはオビト) | 玉 |
大蛇丸 | 空 |
枇杷十蔵(疾風伝『イタチ真伝』にて) | 南 |
飛段の前任者(疾風伝『イタチ真伝』にて) | 三? |
暁の関係者
暁のメンバー以外にも、組織に加担し手引きしてる者もいる。
死体換金場のゲンザイ、角都の帳簿係ギンジ、キョウヤやフナリ。
雨隠れの忍び達なども含めるとかなりの勢力となる。
関連イラスト
ネタバレ
実は元々暁は、雨隠れの弥彦が結成した、現在とは全く間逆の非暴力的手段で和平を結ぶ事を訴えかける穏健派の組織、いわば慈善団体であった。
しかし、当時の雨隠れの長半蔵の裏切りによりリーダーの弥彦が死亡、後任となったリーダー長門(後のペイン)がトビと手を結んだ事により現在の武力を行使する過激派集団である犯罪組織になり果ててしまった。
さらにそうなる事もうちはマダラ(本物)の計画の内で、あらかじめ長門の目に自分の輪廻眼を移植しタイミングを見計らって輪廻転生で現世に甦るつもりでいた。
長門が弥彦の死亡後も組織のメンバーが次々に殺されていったという供述から、半蔵の裏切りがなくともこうなる事はマダラ(本物)の間で想定済みだった事が予測できる(アニメでは半蔵の謀略に感付いた他のメンバーたちが3人の救出に向かうも、トビとゼツによって皆殺しにされてしまった様子が描かれた)。現在では実質トビとマダラ(本物)に乗っ取られた組織と言っても過言ではない。
また、組織の真の目的は十尾を用いた「月の眼計画」の実現である事も判明するが、それを知っていたのは組織内でもごく一部しかいなかった。