概要
外伝
ノーヴァ島の修道院で大地母神ミラに仕える神官の少女。幼少期をラムの村で過ごし、男主人公のアルムとは幼馴染。
だが実は、ソフィア王リマ4世と強引に彼の妃にされたシスター・リプリカの遺児で、本名はアンテーゼ。他の子供たちは宰相のドゼーに暗殺されたため、ソフィア王家の唯一の生き残りである。本人を含めてごく一部の人間のみが彼女の素性を知っている。
物語の途中で王女の証であるサークレットを託され、プリンセスにクラスチェンジする。このとき、顔グラもサークレットを身につけたものに変わる。
敵国の王にすら理解を示すほどの優しい性格で争いを極端に嫌うが、その性格ゆえに、リゲルと戦おうとするアルムと再会の際に仲たがいを起こしている。
しかし、それでもアルムのことは想っているようで、アルムがクラスチェンジするきっかけにもなっている。
またアルムを助けてほしければと敵にそそのかされてホイホイついていったりと、アルムのためなら割と見境がない。
シリーズ初の女性にして、魔法を使える主人公。剣・黒魔法・白魔法を扱える。
最終面でアルムと隣接すると、彼の攻撃が必ず必殺の一撃になり、支援効果の先駆けといえる。
性能としては、技、速さ、幸運に優れた成長をする、前作シーダに似た成長。
しかし、シーダと違って火力や守備が問題にならないのは魔法ユニットであるため。
また、覚える魔法のラインナップが秀逸。
早期に覚えるエンジェルはセリカ編でしばしば遭遇するモンスター戦の要となるし、リカバーを覚えれば前線に立ちながら回復役がこなせる。
さらには命中、軽さ、必殺率に優れたエクスカリバー、そして魔戦士にすら強引にダメージをねじ込む必殺魔法ライナロック。
パラメータ的な強さより、覚える魔法の優秀さで機能の強さが光るキャラクター。
弱点は、CCボーナスによる基礎能力底上げがない事。
特にHPの底上げがないのは致命的であり、全キャラ中最低クラスのHPになりやすくなってしまう。
また、守備の成長が低めの為後半以降は前線に立たせるとすぐにロストしかねないので注意。
Echoes
CV:東山奈央
右手のひらに痣がある。
リメイク前は生まれてすぐ暗殺を防ぐためにマイセンの手で王宮から連れ出され、その後何の前触れもなくアルムの前から姿を消した設定だったが、本作では幼少時を離宮で過ごしている。
ドゼーの手先によって火が放たれた離宮から救い出された後、ラムの村に落ち着きかけたが、7年前に捜索隊に見つかってしまい、アルムに別れを告げることになった。
今作では、絶対利他とでも言うべきか、他者の苦難を見ると助けずにはいられない性格として描写されており、その為にジェシーにも「必要のない人助け」と評されたギースの一味の撲滅まで成し遂げている。
そうした優しさが行き過ぎて、自己犠牲すら厭わない部分がある。しかし命を捨てる覚悟をしてなおアルムへの思いが断ち切れず、終盤では迷い、取り乱すシーンが見られた。
他者(ソニア、クリフ等)からは「素直じゃない」「本音で話してくれない」と評されることがある。
他者に尽くす反面、自分の弱みや悩みを一人で抱え込んでしまうのだろう。
キャラ性能は、FC版の高い機能性はそのままに、成長率が大幅に強化された。
特に力の成長率は上から数えた方が速いくらいで、非力な印象はない。下手するとアルムを上回ることすら…。
また、今回はCCボーナスが付き、ネックだったHPも32までは底上げされるようになり、守備の成長もそこそこ伸びる。基本的には自動回復付きの指輪を装備させて中衛、前線すぐ後ろ辺りで魔法で立ち回る他、必要に応じて聖なる剣・宝剣ソフィア・レディソードを装備させれば前衛もこなせる。
最終的には魔道の指輪を装備させて魔法射程+2された魔法で立ち回るのがいいだろう。
支援会話に関しては人柄のためか、比較的多くの仲間が対応している。これ別の意味での姫…?
ちなみに今回食べ物を食べることで疲労を回復するが、キャラごとに好き嫌いも設定されており食べたときに反応が得られる。セリカの好物は甘味と珍味の食べ物である。
その他の出演
ファイアーエムブレム覚醒
異界のセリカが賢者として登場、デュアルサポート、聖盾、祈り、魔の達人とらしいスキルが並ぶ中、『王の器』(スキルの発動率に10%の補正)を所持。
王の器自体クロムとその子孫、マルス王、魔符エフラムしか所持していないレアなスキルであり、更に魔法系の王の器所持者はほかにクロム父のブレディくらい。セリカの疾風、武器節約、王の器、滅殺といったコンボが有効。
ファイアーエムブレムヒーローズ
設定はEchoes版に準拠しており、メインストーリー第11章のメインキャラクターに位置付けられている。ノーヴァ修道院の仲間たちやペガサス三姉妹とともに3度登場するが、11-3のものはエンブラの加護を受けていてダメージを受けない。
赤属性で原作同様に魔法を使用する。本作の仕様上、魔法を使ってもHPは消費しないが、ライナロックはHP満タン時に使用すると攻撃・速さが上昇する代わりにダメージを受ける。
ファイアーエムブレム無双
TGS2017で参戦が発表。外伝から唯一登場。
クラスは神官→プリンセス。
専用武器はなぜか「レディソード」。
突きを主体とした優雅な剣術を使い、手数の多い連撃は一撃の重さよりも敵の動きを封じることに長け、相手に反撃を許さないような戦い方が可能。。強1は剣に光の力を宿すことで、前方の敵に瞬時に突進し空中に打ち上げる。この強1を含めて、プレイアブルキャラの中で空中攻撃に移行する攻撃が最も多い。
攻撃は基本的に剣のみで行うが、覚醒奥義では原作でも使っていた炎魔法ライナロックをも使用する。また、デュアル奥義では原作で習得する魔法をモチーフにした剣撃を行う。
ちなみに、奥義を除く全ての攻撃の性能はマルスと同じ。こちらは杖による回復が行える。