CV:海原エレナ
仕事なんて適当に流せばそれで充分..
人物
着崩した制服とヘッドホン、そしてハイライトのない死んだ魚のような目が特徴で、常に気怠そうな態度の怠惰ナース。モチヅキとは同期で、クロカワは直属の先輩。
勤務中であろうとヘッドホンを手放すことはなく、堂々と仕事をサボっておやつを食べ、挙句の果てには酒まで飲み出す始末(看護師長たちが滅多に現場へ出ないため大したお咎めもないが、キリタニからはクロカワ共々目をつけられている)。妙に器用な一面も持ち合わせており、ヤマダの処置をしながら漫画やゲームを楽しむこともできる(しかもゲームはハイスコアを叩き出している)。
また、その気怠さから感受性が乏しく、無口で尚且つ無表情であり、どんなことをされても殆ど無反応であるが、酒が入ると一転してハイテンションとなり、奇声をあげたり何事にも積極的になったりする。
加えてお局や彼女達が起こす理不尽な横暴を恐れている点は他の看護師と変わらない。
故にいじめられ愛用のヘッドフォンを隠され焦ってクロカワに助けを求めたり、おしっこをぶっかけられビショビショにされた際にはモチヅキと共に大号泣していた。
同期でもあるモチヅキには一定の仲間意識があるようで、彼女がヌマジリからネチネチをお見舞いされた際には珍しくムスッとした表情を見せて反抗した。
ヤマダに対しては、当初は常に気怠そうな(というより無関心かつ適当極まりない)態度で接していたが、一緒に過ごす内になぜか彼のことを相当気に入ったようで、彼のベッドに潜り込んで隣で寝たり、ポッキーゲームを仕掛けたり、病室にほぼ一日中入り浸って汚部屋にしたり、制裁後も懲りずにヤマダの病室に訪れ自ら誘ったりしている。
また酒が回った際には「ヤマダの家に居候する」、「そこでお世話してもらう」とまで言うなど他のナース達同様ヤマダに好意を寄せているような描写も存在する。
問題のある人物ではあるが、その性格から自発的に他人へ実害を加えるようなことはしないため、気を許しやすいとも言える。
劇中での活躍
5話で登場。当初はやる気のない処置をしたり、堂々とサボったりしていたため、ヤマダからは不満を抱かれていたが、次第に彼の部屋へ入り浸るようになり、自堕落な生活を送っていた。
しかし、その怠惰さが災いして看護師長から制裁を喰らってしまい(かなりトラウマになったようだが、以降も変わらずサボるなどしている)、タチバナがヤマダを完全に嫌う一端を作ってしまった。
その後も度々登場しており、キリタニやミアから虐めに遭うなどしていたが、終盤では看護師長一派の悪行を暴くために立ち上がったタチバナらと行動を共にし、ヌマジリとキリタニをアマミヤ先生特製のアマミヤ・アクメガスで無力化するなどのファインプレーを見せ、看護師長一派の逮捕に貢献した。
ヤマダが退院する際もその性格は変わらなかったが、酒が回った際は「部屋で一緒に暮らす」とまで言っている(ヤマダからは「ゴミ屋敷になっちゃうよ」と返されている)。
余談
作者のあとがきによると、受動的なキャラ及びストーリーがマンネリ化しているという理由により、この辺りから若手ナース+ヤマダvs看護師長一派の図式が完成し、物語が大きく変わるきっかけになったとのこと。また、酔った時のキャラには実際にモデルがいるらしい。
全年齢版
ヤンマガwebに連載されている『全年齢版』にも登場する。原作同様に隙あらば業務をサボっており、スマホをいじったり職場のパソコンでゲーム配信をしたりするなどやりたい放題している。それを咎めようとしたタチバナとヤマグチに追いかけられた際は普段の怠惰さからは想像もつかないほどアクロバティックに病院内を逃げ回っているが、そのついでにモチヅキを助ける器用さと優しさも発揮している(単に恩を売って足止めさせようとしただけなのかもしれないが)。
またモチヅキとの出会いも描かれた。余りにも非常識でやる気のない勤務態度から、周囲から(モチヅキとは違う意味で)厄介な新入りの烙印を押されて孤立し、更にはブチ切れたヤマグチから暴行を受けて不貞腐れていた時に、モチヅキの甲斐甲斐しい看護と同僚としての励ましを受けて彼女に強い仲間意識を持つようになった。
淫獄団地
原作:搾精研究所 作画:丈山雄為のコンビで連載されている変態人妻アクション漫画『淫獄団地』と本作の全年齢版コミックス1巻発売記念コラボ漫画では、酒癖の悪い変態人妻と一緒に酔い潰れていた。
18禁版
概ね原作と同様のキャラクターだが、ヤマダから「図体がでかい」と評される高身長の持ち主。本作でも仲が良いモチヅキとは結構な身長差コンビとして描写される。
また搾精中にゲームでハイスコアを上げる描写が、Switch版Apexでチャンピオンを取る描写になっており、彼女のプレイスキルの高さが強調された。
作者のTwitterによるとバキ童のファンであるようで、18禁版の2巻の帯に彼が載っているのをみて喜んでいた。