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CV:青山ゆかり

私は.. この子のためならどんな手段もいとわないわ..

そう.. どんな悪事でも..

私とミアの世界を奪うなああああああああ!!


人物

作中の舞台であるペシミズム厭世病院の看護師長を務める女性で、ミアの実姉。瞳孔の開いた目つきの怖さと黒い手袋、ニーソックスが特徴で、苗字の漢字表記は「天童」。役職こそは看護師長であるが、実質的に院内の最高権力者として君臨しており、三大お局アマミヤ先生オオツカを従えている。

怖いでは済ますことができないほどであり、体罰(を示唆するような発言)など恐怖政治を行っているため、若手ナースたちからは非常に恐れられている。一方で、お局たちの横暴は許しており、中でも妹であるミアに対しては過剰なほど甘く、「病院はアナタの遊び場」とまで言い切っている。

幼少期はミア共々父親から虐待を受けていた(後に父親を殺したと発言しているが、真偽は不明)ようで、二の腕には無数の根性焼きの痕があり、手袋もそれらの傷を隠すため。この経験から男性を徹底的に嫌っており、そんな人生を変えるべくミアと看護師になったものの、最悪な職場環境や虐めなどによりミアの精神は追い詰められていた。

奪うな

そのため、ミアを守るべく院長を脅して調教させて黒い人脈と財力を得て、ミアを虐めていたヌマジリとキリタニも力で服従させた。さらには、アマミヤ先生の研究費を援助する代わりに作り上げさせたドラッグを売り捌き、裏の力を強固たるものにしていった(この時のアマミヤ先生の「前のおばちゃん看護師長とは違う」という発言から、自身に邪魔な人物は全員排除したと思われる)。

この行いは全てミアのためを思った行動だが、そのミアからは内心で恐怖を抱かれているため、彼女の理解者にはなれていない。結果としてミアはアマミヤ先生の薬に手を出してしまい、自身はそれを知らないまま復讐と支配に取り憑かれてしまっている。

入院してきたヤマダの奇病に目をつけ、お局やアマミヤ先生を使って何か事を起こそうと画策している。


劇中での活躍

5話で登場。怠惰な限りを尽くしていたヒラマツに制裁を与え、ヤマダの担当にお局やアマミヤ先生を充てる。

終盤ではヤマダを懐柔しようとし、その際にヤマダの精液を利用して新種のドラッグを作り上げ、さらなる力を得ようとしていることと、ミアを守る過程で殺人を行なっていたこと(これについては、ヤマダを脅すための嘘である可能性もある)が発覚する。しかし、そんな提案をヤマダが受け入れるはずもなく、アイザワの頼みで彼が潜入捜査に来ていたことを看破すると、強引に服従させようと実力行使を行い、徹底的に痛めつける。しかし、アマミヤ先生の最高傑作であるスペルマ・オーバードライブを服用したミアの暴走を目の当たりにしたことで隙を見せ、ヤマダに反撃されて根性焼きの痕が見えてしまうが…







































お願い.. ヤマダさん.. “魔子”を止めて..


実は二重人格であることが発覚し、表向きに「テンドウ・マコ」として表に出ていたのは、「魔子」という第二の人格(幼少期に見ていたアニメの悪役を指しており、それをヒーローとして捉えていたことがキッカケであると思われる)だったことが判明する。

本来の「マコ」は優しい性格であり、魔子の暴走を止めるようにヤマダにお願いするが、再び魔子が表に出てきてしまう(その際の傷痕を隠すためにバンダナを口で結んでいる姿は完全にバトル漫画のそれ)。その際にヤマダから自身が行ってきたことは姉妹を傷つけているだけと否定されたことで逆上し、再びヤマダを徹底的に痛めつけるが、病院と若手ナースたちの未来を守ると誓ったヤマダはそれでも倒れなかったため、焦りを見せている間に取り逃してしまう。

その間にアイザワやタチバナらに悪行を暴かれ、それでも院長を身代わりにするなどして抵抗を見せたが、ヤマダによって決定的な証拠を掴まれてしまい、最後は本来の正気を取り戻したミアに謝罪して和解した。その後は姉妹の絆を取り戻させてくれたヤマダに感謝を示し、人生をやり直すべくミアと共に逮捕された。


余談

作者のあとがきによると、ビジュアル(特に目つき)はもう少しマイルドになる予定だったらしいが、性格最悪のナースたちを束ねる存在感を強めるために現在のデザインに落ち着いたとのこと。また、ミアとの悲しい過去はカットするかセリフのみにするか悩んだが、キャラを際立たせるために導入したほか、ヤマダへの制裁シーンは「バキ」をモデルにしたとのこと。


全年齢版

ヤンマガwebの『全年齢版』では第15話より登場。多数の患者から保険適用外薬であるアマミヤ・アンチ・チキンを使って大金をせしめようとし、更には副作用になっても検査治療入院でさらに金を搾り取ろうとする下劣さを見せる。その上近隣の警察署所長にも裏金を渡していると言う徹底ぶり。

なお、原作の「反社会勢力との繋がりがある」という設定を踏まえてなのか、「強盗」の隠語である「タタキ」という言葉を使う、医療器具や医薬品を組み合わせて凶器として使用するなど、とてもナースとは思えない言動もしている。

後にタチバナ達を、地獄のような職場環境の旧病棟に送り付けた。


全年齢版は(搾精病棟本編と比べると)やっている事自体はギリギリ医療行為の範囲を逸脱してはいない(合法とは言っていない)ため、ミアとの関係もそこそこ良好な模様。

男性不信という設定は全年齢版には特に出ていなかったが、病院の幹部クラスの医師はすべて女医で固められている。(男性を見下しているような描写はある。)


関連タグ

搾精病棟 搾精病棟シリーズあとがき テンドウ・ミア

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