CV:神代岬
言っただろ こっちは忙しいんだよ..
ちゃっちゃっと終わらすぞおらあああ!
人物
金髪に複数のピアス、目つきの悪さとヤンキー口調が特徴の元ヤンで超乱暴ナース。マスクをしている(初期のみであるが)ため分かりづらいが、舌はピアスのやり過ぎでヘビの如く二又に分かれている。
口調に違わず性格も乱暴そのもので、患者たちには恫喝や暴力も容赦なくお見舞いし、タバコを咥えながら苛烈な処置をする様は「拷問」と称されるほど。
一方で、恋愛には非常に奥手な一面を持ち、意中の相手に対しては普段の振る舞いからは想像もできない乙女になるため、ヤマダからはあまりのギャップに「きもちわりい」と言われていた。
また、乱暴ではあるものの根は善人であり、後輩に対しては意外と面倒見も良く、姉御肌的な一面も持つ。同期ではタチバナと仲が良く、孤立しがちなクロカワに対してもあまり邪険にしていない。ヤマダのことはオモチャ程度にしか思っていないようだが、接しやすくて気が楽とも感じているようで、他のナースのヤバさを忠告したり、ヤマダの意見も素直に聞こうと努力したりする場面も見られるほか、次第に男気を示すようになる彼への理解者にもなっていくなど、親しい関係になる。
元ヤンであるためか、同じく元ヤンで三大お局の一人でもあるキリタニのヤバさについても詳しく知っている。
劇中の活躍
3話で登場。ヤマダを一切いたわらない暴力的な措置を繰り返し、挙句の果てには土建屋のダチ(全年齢漫画版によると「アケミ」という名前で、彼女は看護学校に不合格したため土建屋の道へ進んだらしい)から借りた電動ドリルのほか、掃除機なども駆使した高速処置を施す。
実はエリートでイケメンの患者に恋をしており、ヤマダの処置を雑にやっていたのもその患者と話す時間を作りたいがためだった。結果的にはその患者には振られてしまい(明確に振られてしまったわけではなく、自身が振られたと思い込んでその場から逃げ出してしまっただけ)、ヤマダに失恋の相談をしたが、その際に慰めではなくアドバイスをされてしまったことにブチギレ、ヤマダに壮絶な制裁を与えた。
その後も度々登場し、男気を見せるようになるヤマダを次第に認めるようになり、看護師長一派の悪行を暴く際には持ち前の腕っ節で自身らに襲い掛かる患者を撃退して看護師長一派の逮捕に貢献した。
ヤマダが退院する際は「飲み友になれ」と持ちかけ、最終的には彼に対して満更でもなさそうな言動をしている(直後に否定したが)。
余談
作者のあとがきによると、当初は黒髪のデザインだったが、タチバナと被る理由でボツとなり、金髪やピアスなど思いつく限り(偏見)の要素を取り入れて現在のデザインとなったとのこと。元ヤンだけではキャラが弱いため、恋愛に奥手+義理人情に厚い要素も加味したとも語られている。
なお、作中で使用した電動ドリルの絵の参考として実物を借り、ファミレスで組み立てていたらしいが、よく考えると恥ずかしくなったとのこと。
全年齢版
ヤンマガwebで連載されている全年齢版にも登場。性格は原作と大差ないが、やり方は荒いものの仕事熱心な描写が追加されており、タチバナの足を引っ張るクロカワややりたい放題のヒラマツに鉄拳制裁を加える描写が度々ある。自身ら若手ナースと上司の間で苦労するタチバナを案じる場面もあり、ヌマジリによるデスゲームを終えた彼女を飲みに誘ってストレス発散させたことも。また、酔うと泣き上戸かつ乙女チックな性格になることが判明した。
第18話ではとある作戦でアケミら族仲間に協力を要請した。
第26話で旧病棟の検査科に異動となる。検査科はドクターであるゴミジマの能力に依存しきっていたため、誰もゴミジマの自堕落な生活態度に口出しできず荒れ放題になっていたが、ゴミジマの境遇に何か思うところがあったのか自らお世話係を買って出て、ゴミジマを真っ当な人間に戻そうと奔走する。しかしゴミジマから懐かれすぎて彼女のお母さんのようになってしまった。
最終話では、新人の頃にタチバナ・クロカワとルームシェアをしていた日々を思い出話として語っており、辛い日々を一緒に乗り越えた仲間として2人には特別な仲間意識を持っていることを吐露している。
淫獄団地
原作:搾精研究所 作画:丈山雄為のコンビで連載されている変態人妻アクション漫画『淫獄団地』第21話で主人公とその父親が入院するペシミズム厭世病院にて、友情出演している。
主人公を父の病室に案内するも、同じ病院に勤務するある人妻ナースに籠絡された父の姿にドン引きしていた。また、全年齢版コミックス1巻発売記念コラボ漫画では、小児科の子供に手を出そうとした変態人妻と対立していた。