概要
身長 | 58メートル |
---|---|
体重 | 4万7千トン |
出身地 | 異次元 |
『ウルトラマンジード』第14話「シャドーの影」、第15話「戦いの子」、第24話「キボウノカケラ」、第25話「GEEDの証」に登場する怪獣。
同作では小珍獣ルナーに続く新規デザインの怪獣で、『時空破壊神』という肩書きを持つ。
シャチや甲殻類などの水生生物が融合したような姿をしており(『ウルトラマンフュージョンファイト!』でも属性は「水」である)、胸にはカラータイマーのような結晶体があり、背中には魚の鰭のような形状の翼を持つ。ラゴラスとレイキュバスを融合させたような印象も受ける(実際、そのシルエットから「ラゴラスが復活するのか!?」と勘違いしていた声も上がっていたほど)。
シャドー星人が長年の研究の末に生み出した最終兵器ともいえる怪獣で、シャドー星人ゼナによって異次元空間に封じられていたが、彼の最後の教え子であるクルトの手により再び復活。ゼガンをコントロールする装置を装着したクルトと一体化する事で活動を開始する。
(なお、ゼナがこの怪獣を使用可能な状況で異次元に保存していたのは、ベリアルが襲来するなどの非常時に戦力とするためだったと語られている)
腕のハサミから赤い稲妻状の光線を撃つ他、胸のカラータイマーのような部分から対象物を異次元空間へと追放してしまう青い破壊光線「ゼガントビーム」(イメージとしてはレボリウムウェーブに近い)を最大にして最強の必殺技としている。
本編での活躍
第14話
封印を解かれると、突如町に発生した霧の中を泳ぎながら出現し、破壊活動を開始。
戦いの中でジードと互いの必殺技をぶつけ合うが、その余波で暴走したエネルギーによって巨大なブラックホールが発生し、街全体が異次元に飲み込まれる危機に陥る。
最終的にゼロビヨンドが間に入った事で互いに光線を押し返され、ゼガンは一体化していたクルト共々異次元へと飲み込まれたが、現場に居合わせた愛崎モアもまた異次元へ飛ばされてしまう……
第15話
ジードやゼロとの戦いでエネルギー切れとなり、異空間で休息していたが、十分に回復すると再びクルトに呼び出されて一体化し、破壊活動を再開する。
ジード、ゼロの再戦を受け、再びゼガントビームを発射して街そのものを異次元に飲み込もうとしたが、ゼロビヨンドのバリアとマグニフィセントのアレイジングジードバリアに全身を包み込まれたことで逆にゼガントビームをその身に受けることになり、最後は大爆発を起こして一体化していたクルト共々爆散した。
第24話
しかし、その後ウルトラマンベリアル・アトロシアスへの対抗策としてゼナの手により密かに再構築されていた事が判明。これにより実現しないと思われていたベリアルとの対決・ウルトラ戦士との共闘が実現すると思われる。
14話で生じたブラックホールを今度はわざと発生させてベリアルを異次元に放逐する作戦のようだが、レム曰くこの作戦を採用した場合でも人類の生存率が0.2%から5%に上がる程度と決して大きくはない数字との事。実際、24話劇中ではその段階に到達する前に作戦が失敗してしまい、出撃する前に物語が終わってしまった。
第25話
24話に引き続き、ベリアル対策として導入される。
今回はゼナ自らがゼガンと一体化し、ゼガントビームとレッキングバーストをぶつけ合い、ブラックホールを作り出すことに成功させた。
しかし、ゼガンはアトロシアスのアトロスバーストで撃破されてしまった。
関連項目
ガブラ - かつてシャドー星人が用心棒として連れていた怪獣。
恐竜(ウルトラセブン) サルファス ザバンギ - 同じく『セブン』で登場した敵が再登場時に操った新怪獣。
キングジョーⅡ ヘルズキング改- 同じく元々は侵略者の兵器を再利用した存在。ただしこちらは暴走して人類に良くない結果をもたらした。ゼガンの場合はむしろレイオニクスが使役する怪獣やスパークドールズと言ったあくまで使い手次第による公平中立な立ち位置と言える。