概要
Femforce(フェムフォース)とは、アメリカンコミックスのシリーズ、及び作中に登場するヒロインチームの名称である。
AC Comics
1969年に"Paragon Publications"として創設、1982年に"Americomics"と改名し、1984年から"AC Comics"となっている。
アメコミのゴールデン・エイジ(1930年代後半~1950年前後)には多くの出版社が様々なキャラクターを生み出しているが、企業の吸収合併や市場からの撤退、あるいは廃業によって多くのキャラクターがパブリックドメインとなっている。
AC Comics社はこれらの作品を再版し、さらにそれらのキャラクターが登場する新たなストーリーを創作するのが作風となっている。
1985年にスタートしたシリーズ"Femforce"は同社の主力コンテンツであり、そのほかに"America's Greatest Comics" "Captain Paragon" "Men of Mystery"及び"Sentinels of Justice"などを出版している。
日本での知名度は低いが、GTS系の愛好家には比較的馴染みがある(要出典)。
1980年代後半には、同社のコミック(特に"Femforce")の描写が過剰に性的であるとして批判する意見もあった。
日本の漫画ブランド・『ACエレガンス』については秋田書店を参照。
チーム・フェムフォース
当時のメンバーはミス・ヴィクトリー、シーキャット、ザ・ブルー・バレッティア、およびリオ・リタで、連合軍の非公式超人部隊として活動。
終戦後リタは前線から引退、残りのメンバーは(超常的な力で若さを保ちつつ)合衆国政府の協力者として活動を続行。
1960年、ブルー・バレッティアは凶悪犯の襲撃により命を落とすも、異次元に属する存在・アザゴスと融合し、強大な魔力を備えるナイトヴェールとして再生、フェムフォースの新メンバーとなるシンとともに帰還する。
ミス・ヴィクトリーが悪堕ちしてラッドというヴィラネスに転向し、実の娘であるジェニファーが二代目ヴィクトリーを襲名するも、母親の復帰後に今度はジェニファーが二代目ラッドになってしまう。
1990年代には、スターダスト、ファイヤービーム、レイダ、ドラゴンフライ、サンダーフォックスが加わる。
またフェムフォースと合衆国軍との協力関係において、軍側の連絡担当官は当初ゴードン将軍が勤めていたがチームとは折り合いが悪く、女性将校のロベルタ・ストロック将軍に引き継がれている。
その他、同盟関係にあるヒロインとしてバッカルー・ベティ、ガルガンタ、キトゥンおよびヤンキー・ガールがおり、ヒーローチームであるセンチネル・オブ・ジャスティスやヴォールト・オブ・ヒーローズとも共闘している。