概要
アニメ機動戦士Vガンダムに登場する『最高性能機』V2ガンダムに搭載されている推進機・ミノフスキー・ドライブが急激な加減速を行う際、余剰エネルギーが放出され、光輝く翼の形状をとったもの。
モビルスーツというメカニックの推進機構、および「光の翼」の発生原理はV2ガンダムの該当項目を参照。
当時(1993年)、初めてテレビシリーズのメイン・メカニックデザイナーを務めたカトキハジメ氏が、それまでになかった新しい演出表現を、主人公が最終決戦まで使用する「後期主役機」に取り入れたいと考え、生み出した。
設定上は欠陥となっているが、少年主人公ウッソ・エヴィンが柔軟な発想力で攻防に転用し、1990年代までのガンダムとしては珍しい『必殺技』のように扱われた。
推進機という設定上在り得ない事だが、最大加速時には大きく翼を広げて羽ばたき、逆に急減速では翼をたたむという視覚的演出も多数用いられ、視聴者に大きな印象を残した。
更に「光輝く翼」というビジュアルは、神聖さを想起させる新たな表現技法であった事から、以降の様々なアニメ・ゲームキャラクターのデザインや演出に多大な影響を与え、2010年代においても未だに取り入れている作品は多い。
なお、『機動戦士Vガンダム』という作品自体については、全方位において無暗やたらに余談の多いアニメであったという事のみ付記しておく。
光の翼を持つ機体
ファントムガンダム(ファントムライト)
デスティニーガンダム(ヴォアチュール・リュミエール)
ストライクフリーダムガンダム(ヴォアチュール・リュミエール)
デルタアストレイ(ヴォアチュール・リュミエール)
0ガンダム(GNフェザー)
スタービルドストライクガンダム(プラフスキーウイング)
ガンダム以外
ゼノギアス(ゼノギアス):デザイナーの石垣純哉はVガンダム主役機のデザインコンペに敗れ、敵メカのメカデザインを請け負ったという繋がりがある。
テイルズウィーバー(装備品「テシスの羽」)
関連イラスト
ガンダム関係
それ以外